小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

サンジョルディの日に♡

今日は、「世界図書・著作権デー」(世界本の日)。
日本では「子ども読書の日」です。


昨日、スペインに住む若い友人から
わくわくするメールが届きました。

以前、コロナ感染の詳細な体験を知らせてくれた友人です。
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2021/05/08/000002

遠く離れた地で伸びやかに生きている
心優しきアーティストです。


「明日は私が一番好きなお祭り、
カタルーニャ中が、本とバラで溢れる
サンジョルディの日です。

マサーナ美術学校l’Escola Massanaで
Ànims! ISHIKAWA(がんばれ!石川)と題して
その場で栞にお習字で名前を書く
「栞募金」を開催することになりました。

石川県の形のハンコを押した裏面には
Ànims! ISHIKAWAの応援のメッセージを
同僚や生徒達に各々のスタイルで書いてもらいました。

誰が書いたのかわからないが、
1枚ずつ違う筆跡のエールは
たくさんの人たちが遠く離れた場所からも
応援しているしるしだと
本当に嬉しくありがたく思っています。

明日は5時間だけですが
校内に募金箱を設置してもらい、
集まった募金はバルセロナ日本領事館を通して
日本政府へ能登地震義援金として届けられます。

約200枚の栞を用意して、
手作りのゴムはんこを押しましたが、
さて、明日はどうなるか?
たくさんの人がきてくれますように。

また結果はお知らせしますね。」

 

それにしても、「栞募金」とは
なんて素敵なアイディアなんでしょう。

時差7時間ですから、まだ、あちらは朝ですね。
どうぞ、素晴らしい一日でありますように。

44年ぶりに出現したもの

大きな窓ガラスを通して
やわらかい陽ざしが降り注ぐ
シグナス2階のロビーでのコンサート。

広い階段を上がるとフリースペースのロビーです。
かつての小さな図書館の閲覧室よりも広そうです。
階段を上ってきた人たちの座席を次々後方に
容易に準備できるいい空間です。


ピアノ&二重唱の熟女たち
「カンタ・マードレ」の優しい響きが
伸びやかに広がりました。

一曲一曲、眞知子さんの分かりやすい解説で
コンサートは進みました。

メンデルスゾーンの『ゆけ わがそよ風』は
めずらしく女性二重唱の曲だそうです。

はじめて、小学生の女の子たちも出演しました。
「てのひらを太陽に」は三年生のくるみさん
エーデルワイス」は五年生の結花さん
素直な、澄みきった歌声に大きな拍手。


イベントの挨拶は生涯教育課の井上さん。
小さな図書館の初めての男性職員でした。
一緒に働いたのは最後の4月の一ヵ月だけでしたが。

(*シグナスの設計は五井建築研究所によるもの)

~*~*~*~

昨日のすてきなひとときを思い出しながら、俄然やる気を出して、ふたつの探しもの(『母の友』ともう一冊)にとりかかりました。

書棚や押し入れなど思いつくままに探しますが、肝心の本がなかなか見つからない。
ふと、棚に積んであった大学ノートが目に留まりました。

学生時代の講義録です。いい加減、これは始末しなければね。

ところが、その中に

大学ノートを「家計簿」がわりにしたのが一冊混じっていたのです。こんなはずではなかったのですが、ついつい横道にそれて読み始めてしまいました。(このパターンはよくあることですが)

こんなノートが存在していることも、
書いたことさえ記憶にないノート。

日々の出費や献立や
[パパ、ママ、子ども、家族]の行動が
かなり真面目に記載してあります。

末っ子の保育料10,020円。
肺炎になりかかって医者通いをしたこと。

8歳の次女は、8月20日
「スイミングからの帰り、加賀爪交差点にて、青信号の横断歩道で車が接触、背中打撲、擦り傷」…(近くの整形外科へ駈け込んだあの日のこと)


[ハチの巣観察]の記録なんかもありました。

8月2日(4:55ごろ)
ドアのところにハチがいるのを見つけたふたり。
弟は木を削っているように見えた、
姉は巣を作っていると言った。

~5:40 
5:45~5:47 
5:52~5:54 
5:57~5:58 
6:01~6:03 

↓ お尻を穴の中に突っ込んで卵を産んでいるらしい。

6:06 終わり

しばらく近くにいたが、飛んで行ってもう戻ってこない

翌日、巣をとってみると、山吹色の5㎜の卵が一つ。
つるっときれい。(泥土の巣と卵の絵)


・・・・・

一時間ものあいだ、夕ご飯もそっちのけで
親子で夢中だったみたいですね。

けんかしたこと、外食したこと、テニスのこと、
すっかり忘れていた暮らしを追っていると
おや、おしまいの方にホクギンの封筒。

まさかと思いつつも
念のために透かしてみたら
思いがけないみっけもの。

…なんと…

44年もかくれんぼしていた
新札の聖徳太子が二枚!

ユンファさんコンサート&「ごちゃまぜで生きていく」&ロビーコンサートのお知らせ

昨日は、家の周りの草刈りや畑の準備、
ふたりで協力し合って作業がはかどりました。
夫は耕運機で耕し、
私は志願して、初めて草刈り機を扱いました。
ずっしり重くて、その後遺症が残りました。

今日は穏やかな暖かい日ですが
黄砂の飛来注意が出ています。

何年ぶりでしょ。
家のすぐそばで鶯の声!

外出先から戻った夫が聞き惚れて
私も耳を澄ませました。

どこにいるのか姿はみえませんが
正調、清澄の
ほれぼれするような美声です。
どこで練習していたのでしょう。


***

韓国人の友人がいます。
テニスコートで~フォークダンスをしたキムさんです。
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2021/08/02/080836

「大丈夫ですか?」
水害、地震、など日本の災害ニュースが流れるたび、
キムさんはとても心配してくれて
一月地震の一週間後にも、電話がありました。


一昨日の午後の「とくべつ紅茶」は
韓国のイ・ユンファさんのコンサート。
私は今回が初めてでした。
韓国の友人のことも心にあって、
親近感がわくのです。

 

ゴスペルシンガーのユンファさんの歌声は、
優しくて、温かくて、じんわり心に沁みました。

この後、能登のいくつかの教会で能登チャリティコンサート、また明日20日(土)には県立図書館でも歌われるそうです。スウさんの『紅茶なきもち』ブログにその日の詳細が記されています。(みんなで記念写真もとりました)


 誰かの歌が聞こえる
 誰かを励ましてる
 誰かの笑顔が見える
 悲しみの向こう側に


東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」は
能登への想いに重なりました。


アンコールは、スウさん作詞の
♪平和のひとかけら/a piece of peace♪

 

1.きもちいつも言葉に
  あなたと語りあう
  涙も笑顔もわけあってきた
  平和の種 蒔きつつ

2.知らないこと学んで
  平和のひとかけらに
  心の自由求めて
  一歩前へ あなたと

3.つないだ手のぬくもり
  今もわたし はげます
  平和の糸をつむいで
  明日(あす)へ渡す ギフトに

 

スウさんの『たいわ・けんぽうBOOK+』(2018年発行)のおしまいにも紹介されている、紅茶の時間、クッキングハウスのイメージのうた。「ふるさと」のメロディで歌います。

平和と自由への願いをつむぐ希望の歌は、今日の朝ドラ『寅に翼』とも、そのままぴったり重なっていて、私はあらためて胸を熱くしています。


***

ぜひお知らせしたいことがふたつ。

☆「こころの時代~ごちゃまぜで生きていく」
明日の4月20日(土)13:00~14:00に再放送があります。
石川県の雄谷良成さんのお話です。(2022年11月の再放送)

「B's」(ビーズ)の考え方で、地域に溶け込んだ複合施設を運営され、「ごちゃまぜ」の拠点を展開してきた盟友、五井建築設計研究所の西川英治さんのことにも及びます。

「ごちゃまぜ」とは「人々が混ざり合う中で相互に関わり合い刺激し合う関係性を創り出し、それまで体験し得なかったような共感性を互いに呼び起こすことで、前向きに生きようとする心の様態を醸成すること」

障害の有るなし、性別や年齢、国籍や文化、人種、宗教など あらゆる違いのある人が存在するのが社会。 そんな当たり前のことを再確認し、お互いを知って認め合おうというありようです。

「家づくりの詩 ~ その後」
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2021/06/17/112424

で紹介した『往復書簡』です。
https://bussien.com/wp/information/951/

 

☆もう一つも明日のお知らせ。

町文化会館「シグナス」ロビーコンサート
~春にぴったりのさわやかな歌声~

「カンタ・マードレ」の
ピアノと声楽二重唱アンサンブル

・おおブレネリ(スイス民謡)
・糸(中島みゆき
涙そうそう(森山良子/BEGIN)etc.

「カンタ・マードレ」とはイタリア語で「歌うお母さん」
(Sop.水野裕美子 Alt.宗田眞知子 Pf.広瀬文江)

2007年に結成。唱歌、童謡を中心に、人々から愛され、親しまれている国内外の歌をうたっています。津幡町内灘町金沢市のデイサービスやいきいきサロン等で歌声を披露しています。2009年から県森林公園のわくわくハウスで「森のコンサート」を開いてきました。今回、はじめての「ロビーコンサート」です。

(14:00開演 入場無料です)

今夜10:30~『のぞみ5歳』再放送

今日は、県シニアテニスの春季大会でした。
陽ざしもほどほど、風もなく、
絶好のテニス日和。

体のあちこちに故障も生じたりして
一人、二人と元気な先輩たちの姿が大会から消え
なんと、私たちがグループの最高齢に近づいています。

私は、無理しないように、転ばぬように、
怪我しないように、膝をかばいながら、
自分がどこまでプレーできるかを楽しむことに。

夫は全戦全勝、若い人たちに混じって準優勝の商品券。
私は二勝二敗でしたが、ラッキーにも飛び賞です。
無印良品の入浴剤です。

カモミールの香り」のお風呂に入って
リラックスして、今夜のテレビ欄を見たら!!

22時30分~NHK総合「時をかけるテレビ」
再放送を!と願っていた『のぞみ5歳』です。

https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2021/10/11/205941
ETV特集より~手さぐりの子育て日記】

急ぎお知らせします。

この三日間のこと~桜とテニスと北極星~

二週間ぶりのブログです。
(改訂作業は2003年11月11日まで進行)

https://hitokoto2020.hatenablog.com/archive/2003

 

今日は朝から雨。そろそろ見頃だったあの桜たちは?と気がかりです。

先週から始まった朝ドラ「虎に翼」、主人公のモデルは三淵嘉子さん。「日本で女性として初めて弁護士・判事・裁判所所長になった先駆者」だと初めて知って、興味津々みています。

実は私は朝ドラ派ではなかったのに、「らんまん」は録画までしました。「ブギウギ」では趣里さんの涙ぐましい熱演にエールを送り、笠置シヅ子淡谷のり子さんらの自叙伝まで読みました。これで朝ドラ卒業のはずでしたが、友人たちからの情報のおかげで「虎に翼」からも目が離せません。今日は、おせっかいおじさんの「笹寿司」がちらり耳に入って、昨日のお花見に繋がりました。

***

昨日はぽかぽかいい天気でした。
春の陽射しが嬉しいやら、草たちが一気に成長する。
このままにもしておけないし、せっせと引き抜く。
時どき腰を伸ばしながら、見廻しながら。

早朝からテニスに出かけていた夫がお昼近くに帰宅。

車から森本の北部公園の桜が見えた、
お弁当でも食べながらお花見しよう

と提案する夫はこの1月に81歳。
こんなお出かけがいつまで続くことやら
お互いに、ね~~~

この頃しきりにそう思うので、
迷うことなく、即、二つ返事です。
水筒にお茶も入れ、さっさと準備完了。

あてにしていた豪華なお花見弁当はすでに売り切れで、ちょうど二人分残っていた「笹寿司」弁当をすべり込みで手に入れて、桜の樹の下に手ごろなベンチも見つけました。

 

まだ八分咲きですが、風もなく絶好のお花見日和です。
(一昨年の花見 https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2022/04/10/123238

入学式からの帰りでしょうね。
大きなランドセルを背負たお子さんと着物姿のお母さんを撮影するお父さんの姿も何組もありました。

そうそう、幸せそうな光景はご近所でも。女の子と両親の二家族がとっても嬉しそうに入学式に向かうのが見えました。空き地に次々に家が建ち、新しい家族が引っ越してきてにぎやかになって、赤ちゃんが誕生して…もう6年になりました。


***
 
遡って、一昨日は快晴の日曜日でした。
午前中は町テニス協会の総会があり、午後は協会員の親睦ミックステニス。昨年の今頃は膝をいためていて、右足を引きずることもあったのに、テニスが楽しめるまでに回復してありがたいことです。20分交替で3試合、ペアの若者たちが元気に走り回ってくれました。

… … …

さて、その夜のことです。
八時半頃、メガネをかけて(メガネは車の運転とテニスの時だけ)、ゴミ袋を手に夜空を眺めながら収集所に。すれ違いにあいさつしたご近所さんが、二度目のゴミ袋を持って再びやってきた。4ヵ月前に、4人目のお子さんが誕生した若いお父さん、お昼に家の周りの草取りをしたんだとか。

お父さんも一緒に空を見上げました。

 --今夜は星がいっぱい見えますね。


賢治さんの「星めぐりの歌」にあるように
(~大ぐまのあしをきたに いつつのばしたところ
小ぐまのひたいのうえは そらのめぐりのめあて~)
ひしゃくを5倍伸ばしたところ・・・


 --あれは北斗七星…だから…北極星はきっと…
 ほら、あれね~だいじな星なのに目立たない、控えめな星

 

はっきりと確認したかった「心星」です。

… … …

読書会なかまのKさんのお薦めで
一気に読み終えたシリーズ本は
みをつくし料理帖』(高田郁/ハルキ文庫)
その第六巻は「心星(しんぼし)ひとつ」でした。


-控えめに淡い黄色の光を投げかける星
より明るく輝く星はほかにいくつもあるけれど、
あの星こそが天の中心となる心星
全ての星はあの心星を軸に廻っている。
北天の中ほど、豪奢な星々に囲まれて
控えめに輝く淡い黄色の星-


北極星を指しながら
源斉先生が澪さんに語った言葉が
私の胸深くに沁みました。


「悩み、苦しみ、迷うときも
己の中に潜んでいる揺るぎないもの。
これだけは譲れないというもの、
それこそが、
そのひとの生きる標となる心星でしょう」


***

書いておきたいことがいろいろあって
何から書いていいのやら整理できなくて
どんどんたまっていくばかり。
忘れないようにメモしておきます。
いづれ機会を見つけて、その時に。

*息子と私たち三人で金沢の町家体験
*ジュニアテニスの五人が志望高校に合格
*私の誕生日祝いにと、友人、子どもたちからの贈り物
*姫路で開催された大学テニス部OB会に揃って参加
*コーラス仲間たちとのお花見ランチ会
*夫の歯の治療のこと
ウクライナ、ガザ、自民党の裏金事件、リニア新幹線
*読んでいる本、新聞記事、テレビ番組 

舟を編むひとたち

“みてる。ってのは、亡くなるってこと。
満てるだった。なんて美しい。あー。
びっくりでした。”

 

先日届いた息子からのラインです。
添付されていた新聞の投書は

「伯母が満てた。98歳の天寿を全うした。かわいがってもらった。大好きだった。…」

 

高知の方言の“満てる”
なんと優しい言葉でしょうか。
あたたかい言葉でしょうか。

方言は表情豊かでおもしろい。

 

***

“からかう”は
山梨では「手を尽くす。工夫する。修理する。」
これはテレビドラマで知った方言です。

 

わかりきっていると思っても立ち止まって
言葉を疑ってみましょう、さあ、辞書を開いて…

「辞書は言葉の海を渡る舟」
「多くの人が長く安心して乗れるような舟」
「さびしさに打ちひしがれそうな旅の日々にも、心強い相棒になれるような舟」
「自由な航海をするすべてのひとのために編まれた舟」


そんな辞書を夢みる人たちのドラマ
舟を編む』(原作:三浦しをん/光文社)は
言葉を慈しむものがたり。

出演者もそれぞれに魅力的で
柴田恭兵さん演じる松本先生、最高です。

~・~・~

3月24日(日)のエピソードにも心うたれました。

天童くんが松本先生と出会ったのは小学生の頃。お菓子めあてに集会所で映画を観て、両手のない女の人が、ご飯食べたり、字を書いたり、仕事、料理、編み物、楽器までも、全てを足でこなす(きっと中村久子さんですね)、、、少数派だった少年は、マイノリティのそのままでいいんだといたく感銘し、共感した。けれど、最後に流れた主題歌には信じられない歌詞があった。

 

♪~互いに手を差し伸べ…~

 

どうせ手があってあたり前と思っている多数派のやつらが、あの人の気持ちなんてなんにも考えないで作ったんだ。悔しくて、座り込んで泣いていた。

「どうしました?」と通りかかった松本先生。
そのわけを聞いて…「辞書をひいてみませんか?」・・・「知らないままでいいんですか?私は知ってるんです。手がなくても、その人はだれかに手を指し伸べることができるんです」・・・「いいんですか?あなたが知らないままで」・・・

ようやく男の子は、松本先生から手渡された辞書で、【手】それから【差しのべる】をひいて「手を差しのべる」意味を探り当てたのでした。

「ナイフだと思った言葉が本当は花束だった。世界ってもうちょっと信じていてもいいのかな」…今や、辞書編纂部の一員となっている天童くんの思い出です。

~・~・~

新しいことを考えてやろうと、見たり、聞いたり、話したりしているとき、ぱっとヒントを得て新しい発見をする、思わぬものを偶然に発見する能力、セレンディピティ効果で、岸辺さんは紙の辞書の出版アイデアを思いつきました。

【デジタル版】+【紙の辞書】=【デジタル版】+【豪華特典】

「おまけ」でも「付録」でもない、
わくわくネーミングを見つけました。

「言葉は生き物です。生み出しましょう」
と松本先生は言います。

『てのひらごよみ』~あしたがあって夢がある 

図書館での読書会「詩をたのしむ」で
ひろこさんが紹介してくださったのは
『詩の玉手箱』(いそっぷ社/2008.4)

中原中也萩原朔太郎…著名な詩人たちの
あまり知られていない詩が51篇。
鮮やかな挿し絵は柚木沙弥郎さん。

三木卓さんの解説文と合わせ読みしながら
1月31日、101歳で
旅立たれた柚木さんを偲びながら
順にぐるぐる声を出して。


~☆~☆~

そして、もりたさんは
スウさんの『てのひらごよみ』
立風書房/1976)

数えてみたら、能登のことが11回ですって。気多大社、のと鹿島の桜駅や千枚田やら輪島の朝市、波の花…ついこの間までずっと続いていた能登の自然や風景…もりたさんの読む声が心に響きました。


本のサブタイトルは
―あしたがあって夢がある―

 

若き日のスウさんの
こちょこちょ文字と
ふんわりやさしい文章。
愉しさあふれる手描きイラスト!


☆ちなみに昨日は…漢字あそび

 魚へんに冬と書いたら〈コノシロ〉
 冬の木ならば〈ヒイラギ〉
 時は春、
 魚は〈サワラ〉木は〈ツバキ〉
 …お魚も恋をするのかな
 キッスをしたら喜んじゃうのかな。
 〈キス〉という字
 発明したの、誰かしら?


幸せのまほうがいっぱいです。
ぜひ復刊してほしいと願います。

…………………………………………

☆一昨年に書いた『てのひらごよみ』
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2022/04/16/211135

「県内では能美市図書館のみ」と紹介しましたが、
県立図書館にもあることがわかりました。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。