・愛車ヴィッツにかわり、これから(の数年…?)
まっ白い軽のMが私をサポートしてくれる。
・鉄砲撃ち名人のYさんが立派な自然薯を手に来訪。
これまで、年末になると熊や猪肉を頂くことがあったが、
92歳ともなり、とうとう現役を引退された。
・森林公園で、夫とふたり、たっぷり落ち葉拾い。
・スウさんちの、
「雪のちゃんぷる」コンサートへ。
・夫は高い脚立に上って、山茶花の垣根の手入れ、
私はせっせと窓ガラスとブラインド掃除。
・雲一つない青空のもとで、
友人夫妻と能登島民宿&テニス。
・静岡の図書館に『わが恵みなんじに足れり』が
あったのよ~と、友人から電話。
* * *
この一週間…
まとめれば、たった一、二行だけれど、
その中身は、一つ一つが、一頁、二頁にもなるできごと。
森友裁判の突然の終結も、
新石川県立図書館のニュースも大きなできごと。
でも、私は、まず和代さんのこと、
その続きを書かねばと思う。
~・~・~・~
20年前のあの頃、休館日の月曜になると、
午後の電車に乗って、金沢に出かけた。
入院している和代さんを見舞った。
何を話したのだろうか、励ましたのだろうか、
彼女の話すのを聴いているだけだったのだろうか
…なんにも覚えていない…。
彼女はエレベーターのドアまで、見送ってくれた。
車の運転時しか必要としないメガネを
うっかり病室に置き忘れたのを翌日、
初対面のご主人が届けてくださったこともあった。
容体が悪化し、意識も次第に混濁していく。
今のうちに、彼女の希望をかなえさせたいと、
ご主人に頼まれて、N氏とK氏に連絡する。
和代さんが関わった文芸活動のリーダーのお二人は
私も存じあげている方たち。
事情を知って彼女の元へ駆けつけてくださった。
* * *
『ひと言・人・こと』(2001.4.16)に紹介した
四行詩がある。
・・・・・
『このあいだのかぜに』(東君平/くもん出版)
このあいだの かぜに
ゆらゆら ゆれた
いこうか やめようか
あそびの こころ
~
このあいだの かぜに
のはらも ふかれて
しらない くさも
そろって そよいだ
~
このあいだの かぜに
はなしたく なった
ひみつの ことや
ほんとの きもち
・・・・・
四月のその日は風が舞って、
本津幡駅前の桜がひらひら散っていた。
ひそかに和代さんを想い、祈った詩…。
この一ヵ月後に彼女は逝ってしまった。