小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

高野岳志さん&霧多布湿原

9/9(月)休館日のテレビタイム!

☆タイトルに惹かれた昨日のNHK深夜番組ふたつ。初めの方を残念ながら見過ごしてしまい、ふたつめだけ見ることができました。進行性筋ジストロフィーにおかされた14歳の少年、高野岳志さんの姿を追った昭和46年放映のドキュメンタリー。生きることの意味を真剣に、誠実に追い求めた高野さんの生き方が強烈に胸を打ちました。そして、彼が願ったのはほかでもない「普通の生きかた」であったこと!その頃、まだ子育ての真っ最中だった自分、社会の現実に向き合っていなかったことを今さらながら知らされています。(再放映を!)

☆今朝、偶然見たNHKTV「自然百景」はなんと!一度行ってみたい!と秘かに憧れている北海道の「霧多布湿原」でした。昨年の図書館でのささやかな「北海道」展で紹介したのを覚えていらっしゃるでしょうか。「霧多布(キリタップ)」と出会ったのは、ちょうど一年前。画集『私の好きな霧多布』が届けられ、著者の森池ますみさんから心こもったお手紙をいただいたり、スケッチを描かれた五味和男さんからは素敵な絵葉書をいただいたり・・・浜中町に寄せる想い溢れた一冊の画集が、温かく不思議なご縁を運んでくれました。「キリタップ」とはアイヌの言葉とか、あたり一面にたちこめる霧、湿原から流れる水に育まれる植物、生きものたち、昆布を干している人々の暮らし・・・『私の好きな霧多布』!

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。