小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

勝尾外美子さんから学ぶ&Yさんのノート&点字でふれあい&ぶらりんホルダーは?

12/7(土)宇ノ気町立図書館で始まった「児童文学を読んでみよう!」の第一回目は勝尾外美子さん(金沢子どもの本研究会副会長・笠舞若竹文庫主宰)による「子どもと読む本」。「文学」とは何か、「絵本」の占める位置、「子どもと読む」ことの意味について丁寧に話され、これまでの長い文庫活動の実践の中から選んだお薦めの絵本をもとに、具体的な読み進め方を教えてくださった。「子どもに本を読むことは、心を伝えること」

☆読書家でいらっしゃるYさんが「読書ノート」を見せてくださった。これまでの一冊一冊の心の足跡が大学ノートにきちんと記され、若き頃、新聞に投稿された奥さんの一文がそれは大事に貼られているのにも感動。(いつか見せてくださいねとの約束を守ってくださって…)

☆ぜひにとお願いしたのです。夕方、仕事から戻られたばかりのご主人を案内して、佃さんご夫妻が展示中の「ふ・れ・あ・い・て・ん・じ」の作品を見に来てくださった。ご主人の行夫さんとは数年前に不思議なご縁で知り合って、5月の佐原郁代さんを迎えての「出会いの夕べ~聴覚障害&心のバリアフリー~」にも参加、図書館来館は2度目です。

中途失明者である行夫さんは、絵本のタイトル等、一字一字指できちんと読んでくださった。点訳指導をした中谷ふさのさんも駆けつけて、感激したり、アドバイスを受けたり、質問したり、新しい出会いが生まれました。

いつも盲導犬と一緒の佃さんですが、信号の変化をはっきり把握することはとても難しいそうです。私たちにできること、協力できることについて、もっと話し合いの場が必要ですね。

☆第2回「魔女の宅急便・ぶらりんホルダープレゼント」は120名の応募者の中から抽選の結果、英さん(津幡小)に。今日から恒例の「あなたの一冊・おともだちへのプレゼント」が始まりました。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。