小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

磯田道史さんの講演&紙芝居講座で子どもたちも大喜び&混雑した一日

11/14(金)☆県青少年センター総合研修センターで開催された「東海北陸地区図書館地区別研修」最終日は新潮ドキュメント賞を受けた『武士の家計簿加賀藩御算用者の幕末維新』の著者・磯田道史(いそだ・みちふみ)さんの講演でした。

江戸時代から明治・大正にかけて激動を生きた加賀藩士の家族の物語が段ボール1箱の古文書に眠っていた。約37年間にわたる貴重な記録に巡り合えたいきさつや武士の社会のしくみ、古文書の保存法など興味深い話ばかり。歴史史料は次の歴史が書かれるために存在しているもの、市民が利用しやすい形をとってもっと広い視野で公開されていくべきではないかとの批判も然り。

9歳の頃、学校図書館で出あった〈かつおきんや〉さんの作品が読めば読むほど面白かったこと、しかも金沢の町を案内してくれたタクシーの運転手さんが〈かつおきんや〉先生の教え子の一人だったこと…一冊の本が繫ぐみごとな出逢いがありました。

すでに所蔵している『武士の家計簿』ですが、二冊目を購入して、磯田さんに一筆書いていただきました。今日の感動をみなさまと分かちあいたく…(ささやかな寄贈です)

新刊『古本 神田神保町ガイド』(毎日新聞社発行)には、16万円をポケットに磯田さんが駆けつけた古書店もある!2年前、利用者の吉田睦明さんが図書館のためにと『綴方集 風の子』(昭和24年発行)を探し出したのもその古書店街でした。

夜の紙芝居講座「のまひょうしぎin津幡」には子どもたちが12人!計29人も!!

シンガポール、マレーシアと遠征した〈のまりん〉こと野間先生が、まず『そんなのいらない』『たぬきのてがみ』、そして北川さん『じごくけんぶつ』、金津さん『たからさがし』と、チャレンジャーは2人だけでした。遊び心を入れたり動作をつけたりすることもアドバイス

絵が愉快な『みずたまりひょいっ!』、子どもたちが大喜びした『あわてんぼうのこねこちゃん』、今日デイケアでも演じた『とのさまからもらったごほうび』、小さなファンたちのために次々とおまけしてくれたセンセイでした。

☆午前中は津幡小3年生30名、午後は津幡中1年「はばたき」タイム63名。貸出しは80人、277冊とそう多くないのですが、小さな図書館は混雑した一日でした。(今日誕生日はオオタくんでした。おめでとう!)

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。