小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

「人生・本・談」読書会の望年会&つぎつぎにプレゼント&影絵絵本『浦島太郎』&ボランティア志願の男の子たち

12/9(火)☆午後から倶利伽羅塾の一室を借りて今年最後の「人生・本・談」読書会。忘年ではなく、来年度はこうありたいとの《望年》会です。文学、哲学、教育、社会問題等、多岐にわたっての座談会でした。一月は「夏目漱石」がテーマです。

☆図書館に届いたプレゼント…葉っぱと木の実で作った素敵なクリスマスグッズは、金沢の「おんぼら~と文庫」の吉田さんから。クリスマス色のハートとリボンで作った美しいリースは、手芸講師の中谷ふさのさんから。最終日の《いいものグッズプレゼント》用の下水道課グッズもダンボールに一杯!届きました。

☆復刻版の影絵の絵本『浦島太郎』(発行/暮らしの手帖社)、著者は中谷宇吉郎博士。夜我が子を寝かしつける時に毎晩話してきかせた話のひとつとか。浦島さんが小さいおうちに住んでいるとか、一人っきりでももう大きなお兄さんくらいだからさびしくはないとか、浦島さんの着物が波にぬれちゃったとか、こんな『浦島太郎』を聞かされたこと、話してあげたことがありましょうか。「なるべく長く引っぱって…ただ、だらだらと話を引きのばして」が成功して「ぶくぶく、ぶくぶく、ぶくぶく。…」亀の首につかまって海の底へ、底へともぐっていく途中で子供たちはまんまと寝入ることもあるそうな。父親としての中谷宇吉郎の人間味溢れた語りかけが温かい絵本、藤城清治さんの影絵もきれい。

☆夕方、図書館ボランティア志願の5年生が2人、丘の上から自転車でやってきた。総合学習の時間に8人申し込みたいと、真剣に!頼みにやってきた男の子たちでした。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。