小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

図書館ファンの小学生たち&絵本のじかん&県立図書館協議会&新年の点字カレンダー&あるご縁

12/17(水)☆久しぶりのいいお天気。朝一番、太白台小5年1組の浜上、北村、横川クンの3人が早速ボランティアに現われました。総合の時間を使っての図書館体験です。ボランティアとして小学生を受け入れるのは初めてです。他の子たちは学校内で別の作業をしていると聞いて、ビックリするやら嬉しいやら。自分たちの思いを実現していく頼もしい図書館ファンたちです。(子どもたちの気もちを受け止め、見守る先生もすばらしいですね~)10:20までの僅かな時間でしたが、開館までの準備、返却、整頓を体験…スヌーピーのボランティアエプロンもなかなかお似合いです。

最初に依頼された2組とは受け入れ日を調整中ですが、その代表?SLファンの宮本クンが〈この図書館がなくなってしまわないうちに、残しておかなくちゃ〉と夕方カメラを手にやって来たとか。図書館を生きた存在として感じている子たちがいることに胸熱くなります。

そして、今朝届いたのは、12月2日の総合学習でインタビューにやってきた6年生の出島クンからの丁寧なお礼状、その中で「目標になる人」だと書いてくれました。
子どもたちからもエネルギーをいっぱいもらいます。

☆「絵本のじかん」は小さな子12人とお母さんたち、全部で26人!絵本クラブさんのクリスマスにちなんだ絵本や楽しい手遊びで、幸せいっぱいの「みんなのへや」でした。

☆午後から県立図書館協議会へ。今回は藏生涯学習課長さんも出席、県立図書館協会会長・真柄敏郎さんを議長に県立図書館の各事業、「県立図書館のあり方」について20分も延長して協議がなされました。未来型図書館云々の中で、県立図書館の位置付けはどうあるべきなのか。それは「図書館とは何か」を真剣に考えることから始まります。

朝刊で発表された町の10大ニュースの1位は、「町の人口が3万6000人を超える」…真の意味での町の発展を考える時、行政の図書館への姿勢が町づくりのキーワードとなるのではと思います。

☆毎年、点字ボランティアをされている亀井さんが図書館のためにと手に入れて届けてくださっている「愛の小鳩事業団」制作の点字カレンダー。新年度用の写真は「通勤電車」です。津幡の図書館にはこのカレンダーのための場所があるのよ!と自慢してもらってきてくださるとか。

☆実は出勤時、葬儀会場横を通った時にHさんのお名前!療養施設に入所している読書家の息子さんから頼まれて、長年、本の受け取りや返却に図書館に通っていらっしゃった老婦人、ご自身が手術された時は別の手だてを一緒に考えたこともありました。
最近お姿が見えなくて気になっていたところだったのです。図書館の仕事に関わったからこそご縁のできた方、微笑んでいるお写真にそっとお目にかかってきました。

☆明日は1:30~読書会「古典をたのしむ」どなたでも。(今日もつい長くなって)

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。