小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

県図書館大会の記念講演録&図書館でのマナーの本

2/26(木)☆最新の「県立図書館報(NO.279号)」は11月21日に開催された県図書館大会での林望さん(作家・書誌学者)の記念講演「図書館と私」の概要や「図書館サービスとバリアフリー」をテーマに開催された分科会(第2部会では津幡町立図書館の活動を紹介しました)の報告が中心となっています。

そのときの講演が石川県公共図書館協議会より講演録としても刊行されました。
書誌学のこと、一心に学問修業した十年間、ケンブリッジ大学の目録作成、著作『イギリスはおいしい』…図書館との縁、不思議な人間の縁や運命をも感じさせる興味深い内容です。

 

その林望さんの近著『すらすら読める風姿花伝』(講談社)は口語訳&総ルビつき原文&解説。古典の面白さをなんとかして伝達したいとの発想に立って〈世阿弥は不世出の天才であって、同時に比類なき努力の人であった。そういう人の教訓だからこそ時代を超えて惻々と語りかけてくる。読んで損はない、とはこういう書物〉と名著たる所以を強烈にアピール。(リンボウ先生の魅力的な声が行間から語りかけてくるようです!)

 

☆「食べかすがはさまっていたり、ペンを落とした跡がみられました。多くの人に読まれている証かもしれませんが、図書館の本はみんなの宝物です。大切に扱いましょう。」のひと言メモが返却本と共に。本当におっしゃる通りです。

落書き、切り取り、盗難・・・図書館でのマナーの問題を利用者の立場から考察した
『図書館で考える道徳ー書き込み被害をめぐって』(諸橋孝一/鳥影社)は、図書館をいかにすれば快適な空間になしうるかを提起した2001年発行の一冊。図書館サイドにとっても大いに考えさせられる本です。「図書館は『無料貸本屋』か」と論ずるリンボウ先生が、ここにもちらりと顔を覗かせていらっしゃいます。

 

☆午後は、生涯学習施設建設工事の定例打合せに。

☆明日は整理休館日です。 

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。