小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

1-100番まで抽選!

あらら、スウさんも木曜日に図書館にきていたんですねぇ。私ももうちょっとぶらぶらしていればよかった~(24年前、友人の細川さんを紹介してくださったのはスウさん!!)

3日(金)は、中止があいつぐ中で今年初めての県シニアテニスの大会でした。
若くはないけれど初々しい!6人の女性チームは名前も「コロバーズ」。仲良く、無理せず、ころばず、がモットーです。結果は予想通りに最下位でしたが、ラッキーな賞品まで手に入れました。ちなみに、津幡からは男性チーム「Tubata Dream」が出場してみごと優勝しました。おまけに、お隣のチームのTさんが5月24日の北陸中日新聞を読んで「ひとこと」をお気に入りに入れてくださっていると知って、びっくりするやら嬉しいやら、久しぶりの友人からはお洒落な手作りマスクをいただいて、いい一日でした。


ところで、あなたの持っている津幡町立図書館のカード番号が100番以下だったら、
それはスペシャルカード!!です。

津幡町立図書館 7月開館をアピール / 貸し出しカード 1-100番まで抽選で決めます】

これは、1996年5月18日の新聞の大きな見出し。

「抽選で一番を引き当てた人には開館記念セレモニー出席など特典を与えることも検討されている」「現在までに、5千人を超える町民から申し込みがある。」など、記事に書いてあります。町の広報でもお知らせして、6月15日の期限までに、図書館、役場、各地区公民館、総合体育館などに申し込まれた方、高校生以上の方を対象に抽選会を開催したのです。

1番は町長さん、2番は○○さん...でいいんじゃないか、番号なんてどうでもいいんじゃないかという声がありましたが、いいえ、これはとても大切なことなんです、そもそも町長さんは1番のカードがほしいなんて、つゆ思っていらっしゃらないと思いますよと力説して一般募集したところ、たくさんの方が申し込みされました。オープンまでに手際よくカードを準備しておくことができたし、「新しい図書館」のPRにもなりました。

6月17日(月)3:00~ 4:00 
受付番号の早かった10人の方に図書館に集まっていただいて、公開抽選。

① 館長挨拶、スタッフ紹介、参加者の自己紹介
② 館内見学、お茶、アンケート(意見&感想)
③ 抽選方法について説明 (箱を順に回して一枚ずつ抽選)
④ 抽選会

椅子を丸く並べて、100番から、99番、98番、、、ドキドキしながら、3番、2番、、、そして、注目の1番。結局、100番内のカードをひきあてた方はどなたもいらっしゃらなかったけれど、和やかな、楽しいひとときでした。

登録ナンバー1番の田辺さん(26歳)には、記念セレモニーの特典ではなく、
秋の読書週間の10月26日、一日館長を務めていただきました。


~~一日館長を体験して~~ ( 田辺勝春 )(『図書館だより』第一号に掲載)

図書館カードの番号が抽選で一番に選ばれたということで、一日館長を体験させていただきました。当日は国際交流員のマキシンさんと一緒に、子どもたちに絵本を読んだり、本の貸し出し業務等のお手伝いをさせていただきました。私のイメージとして、図書館というと、静かな暗いイメージがあったのですが、館長はじめ職員のみなさんがとても明るくあたたかく、地域に密着した図書館という印象を受けました。まだ行かれたことのない方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。