「全米オープンの今大会は7枚のマスクを用意している」と大坂なおみ選手。
黒人犠牲者の名前を記したマスクをつけるという、静かで、強烈な
デモンストレーションは、いまや世界中の人々の心に確実に届いている。
トップアスリートの堂々と鮮烈なアピール!に感動する。
☆1回戦 ブレオナ・テイラーさん 26歳
今年3月、薬物事件捜査の警官に自宅に踏み込まれて
射殺された黒人女性。
☆2回戦 エライジャ・マクレーンさん 23歳
昨年8月、警官に押さえつけられ、その後に病院で亡く
なった黒人男性。
☆3回戦 アフマド・アーベリーさん 25歳
今年2月にジョギング中、白人男性にトラックで追い
掛け回されて射殺された黒人男性。
☆4回戦 トレイボン・マーティンさん 17歳
12年2月に自警団員に射殺された当時17歳の黒人男性。
「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」運動の始まりに。
☆準々決勝 ジョージ・フロイドさん 46歳
今年5月に警官に首を地面に押さえつけられて死亡した黒人男性。
抗議運動拡大のきっかけとなった。
☆準決勝 フィランド・ガスティールさん 32歳
16年に警官に車の停止を命じられた後、取り調べ中に射殺された黒人男性。
今日は、4時45分からいよいよ決勝!
用意したすべての抗議マスクが披露されることになる。
「私はアスリートである前に黒人女性。私のテニスを見るより、
もっと注意を向ける多くの重要なことがある。」と準決勝棄権を宣言したり
「アスリートは政治に関与してはいけない。ただ、人を楽しませるべきだと
言われることが嫌い。これは人権の問題だ。」と発言もする。
いろんなスポーツのスーパースターたちが声をあげ、オリンピック委員会
にも影響を与え、五輪憲章の見直し(第50条の修正)を求める動きもあるとか。
松岡修造さんがこんな発言をしていた。
「政治がスポーツを利用する、政府、特定の政治団体がアスリートを利用して
政治活動をすることは絶対にあってはならない。ただ、あくまでも
アスリート個人が自分自身の政治信条に基づいて意見を述べることは自由で
あっていいのではないか。そういった方向で議論を深めていってほしい。」
彼女の発言、行動に理解を示す海外のスポンサー企業に対し、日本の企業は
違和感を示しているとのこと。彼女は今や実力ともに世界のなおみ!
人種差別問題に真正面から立ち上がっている日本人!に感謝したい思いさえする。
あと1時間ちょっとです。。。