昨日の新聞に、川北町立図書館の「図書消毒機」導入についての記事。
「…新型コロナウイルスへの効果はまだ確認されていないが、
インフルエンザウイルスや大腸菌への効果は確認済み。
来館者が自由に利用できる…」とのことでした。
通常、図書館の本はコーティングフィルムでカバーしてあり、
表紙はアルコールなどで拭いて汚れを除去したりもしていますが、
2016年の時点で、全国の3300館の1割に「消毒機」が設置されました。
当時、過剰な抗菌に警鐘を鳴らす意見もあったようですが、
次第に導入する図書館が増えてきているそうです。
ネットで調べてみると、
お隣の福井県でも、つい3日前に福井市が導入。
消毒機の使い方、機能についてわかりやすく広報されています。
☆福井市では、新型コロナウイルス感染症対策の一つとして、
市立図書館、みどり図書館、桜木図書館に図書消毒機を設置しています。
この機器は、ワンタッチ操作で本に付いたウイルス、ホコリ、ニオイを
30秒で落とします。図書消毒機をご利用いただき、安心して読書を
お楽しみください。(各館の貸出カウンター付近に設置)・・・(略)
昨年10月10日に設置の愛媛県の東温市立図書館のお知らせがナイス!です。
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こんにちは。東温市立図書館川内分館です。
8月から東温市立図書館本館と川内分館に図書消毒機を設置しました!
図書館利用者の皆様に自由に使っていただけます。
消毒できる図書は、図書館の所蔵図書に限ります。
ご自宅の図書を持ち込んで消毒するのはご遠慮ください。
貸出カウンター横に設置していますので、
ぜひ、図書を借りて帰る前にご利用ください。
使い方は簡単!
上部の開き戸を開き、そのなかに図書を固定します。
一度に消毒できる冊数は6冊。ちょうど、貸出冊数と同じですね。
図書の固定ができたら、開き戸を閉め、右上の「START」ボタンを
かるく指でポンと押すと、消毒が始まります。
紫外線の青い光と風を図書に吹き付け、除菌とページの間に挟まった
ゴミやホコリを吹き飛ばします! 消毒時間は30秒。
「コロナのせいなの?」と尋ねてくる利用者の皆様。
その理由ももちろんあり、ですが、もともと図書館を利用しない理由として、
「図書が汚い」「誰が触ったかわからない本にさわるのは嫌だ」ということも
あります。消毒機の導入で、本が汚いから図書館の本を借りたくないという方も
図書館を利用するようになってくれればなー、とほんの少し期待をしています。
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なんてステキな案内でしょ!!
ぜひ利用したいな~という気持ちにさせられますよね。
納税者として気になるお値段に触れた記事を見つけました。
下野新聞ニュース(2020.6.20)によると、
【さくら市】は19日までに、
氏家、喜連川の両図書館に本の消毒機器各1台を設置した。
殺菌は本の貸し出し希望者がセルフで行う。
消毒機器は高さ約140センチ、幅70センチ。
上部ケースに最大6冊分の本を立て掛けて、
紫外線や風によって殺菌する仕組み。所要時間は30秒。
同時に消臭抗菌剤を循環させることで、
たばこやペットの臭いも除去できるという。
氏家図書館は機器購入で本体約70万円、
喜連川図書館はリース契約で対応する。
私たちの町の図書館では、
昨年12月だったか、カウンターの後方に同様の機器が設置されていて、
図書館員がせっせと返却本の消毒作業をしていました。
セルフでなくても、せっかく新機器が導入されたのですから、
情報を公開し、市民にアピールしたらいいのにな~って思います。