昨日は、早春シニアテニス大会が小松ドームで開催された。
昨年はコロナウィルスを警戒して自粛、中止となったが、感染予防のさまざまな対策が練られた中、男性59名、女性57名が参加。各自慎重に注意しつつ、プレー、観戦を楽しんだ。いろいろな方とペアになったり、対戦したりのチーム対抗戦。
久しぶりねぇ、と、友人や知人たちと元気な姿を喜び合った。
「《60年目の恋文》…ほんとに素敵なお話だったよね~。」
ブログの読者になってくださっているKさんとの会話も嬉しかった。
それにしても、、、同じチームのN姉はすごかった。
巧みに相手を走らせ動かしながら、速攻できめるという省エネテニスである。
数年前、膝を痛めて脚を引きずっていらしたというのに、なんともみごとなプレー!
みんなですっかり見惚れてしまって、その秘訣を尋ねると、
「歳よ!トシをとったからよ~」
そんなステキな老化現象、あったらいいなぁ。
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夜は、NHK「クローズアップ現代+愛知県知事リコールの不正署名問題/深層に迫る」。43万5000人の署名、しかも、驚いたことにその83%が無効で、大量の署名が偽造された疑いがあるという。
15年程前になる。町のギャンブル場誘致に反対して、「市民グループ」を結成して、みんなで署名を集めた。1月、2月の厳寒の中、一軒一軒訪ね歩き、ようやく住民の過半数を超える署名を集めたのだけれど、3月議会で空しく否決された。
今から思えば、あれは私たち市民が、民主主義について、社会の問題、政治の問題について、真剣に考える大いなる一歩だった。
国谷裕子キャスターの後を引き継ぐ形で5年、昨日が最後の登板となった武田真一キャスターは私たちに問いかけた。
…せめて、皆様の声を私の心に深くひたしてわかろうと努力しよう、皆さんの声を私の心と共振させて、さらに大きな波紋にして、社会に伝えよう。それが何かの糸口になるのではないか。そう考えてきましたがいかがだったでしょうか。…
私たちの周りには、大きな課題があることを思い知らされ、自分に何ができるのか、何度も自問したという武田さんの言葉が胸に響く。
自分にできることは何?私にできることは?
2016年3月に降板した国谷さんの『キャスターという仕事(2017年/岩波新書)』をもう一度読んでみたくなった。