小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

図書館のレシート

スーパーでのお買い物レシートと同様に、図書館でも貸出明細のレシートが出るというのはほんとうに便利です。私は小さな手帳にそのレシートを貼っています。

私の最初のレシートは?と見ると、2008年1月11日に『市民のための地方自治入門』「市民と行政をつなぐ情報公開』『地域の再生は矢祭町に学べ!』の3冊でした。2019年から図書館利用が増えはじめ、4月4日に須賀敦子さんの『コルシア書店の仲間たち』『霧のむこうに住みたい』、5月には県から『須賀敦子全集』、、、現在は『魔法の鍋帽子』や『鳥獣戯画のヒミツ』など、、、レシートのおかげで自分の読書の歩みを容易にたどることができます。

借りた本の中に、たまに、前回の利用者のレシートが挟まれたままになっていることがあり、返却時には再度確認するようにしています。今年は除菌機が設置され、図書館員が返却本を消毒しているので、そんな忘れものもすぐに発見されるかもしれません。

かつての小さな図書館では、不要になった紙で作った用紙に、図書館員が返却日を記入して本にはさむという形でした。返却と同時に貸出し中の個人情報は消えてしまうことをお知らせしているので、書名や貸出し日をノートに記録して、ご自分の覚えにされるなど工夫している方もいました。返却された本にその用紙がはさまれていて、時々、お礼やお詫びやミニ感想、ご意見などが記入されていることもありました。図書館と本と人を繫いでくれた5㎝×15㎝ほどの小さな紙切れを、ふと懐かしく思い出しました。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。