…みんな、チョウになれるよ。
あれは希望の物語なのだと語っていた。
世界の子どもに大きなお土産を残して、
チョウは大空に向かっていった。…
昨日の中日春秋コラムは、
23日、91歳で亡くなられた米国の絵本作家エリック・カールさんのこと、
70カ国語以上に翻訳されている代表作『はらぺこあおむし』(1969年/偕成社)。
あおむしが、毎日、リンゴや梨、チーズなどを食べながら成長し、
最後に美しいチョウに変身する不思議な、夢あふれた絵本です。
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1996年、小さな図書館がオープンした年の秋の読書週間。
10月26日の「絵本のへや」の幸せな光景が目に浮かびます。
『The Very Hungry Caterpillar』を国際交流員のマキシンさんが一ページ、
続いて、一日館長の田辺勝春さんが『はらぺこあおむし』一ページ。
交互に二ヵ国語で朗読される色鮮やかな絵本を、
子どももおとなもわくわくしながら見つめていた。
絵本を読むのは初体験の26歳!黄色いエプロン姿の田辺館長さんも
恥ずかしそうだけど、とってもたのしそうだった。。。
(田辺さんは抽選でカード番号が一番!2020年10月26日のブログにあります)
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『英米絵本作家7人のインタビュー』(レナード・S・マーカス/長崎出版)に
1994年に収録されたエリック・カールさんの言葉がありました。
どういうわけか一年生の時の担任の女先生の影響を今も感じていること、
クラウス先生とシュナイドラー教授との出会い、
『くまさん くまさん なにみてるの?』から学んだこと、
紙はただの紙のままで使いたくないデザイナーとしての自分、
おもちゃにもなる本を作りたいと思っていること、
「偶然」をだいじにしていること、、、
もっと知りたくなったエリック・カールさんのこと。
なぜ暗い色を避け、明るい色を選ぶのか。
新聞記事をきっかけに出会えた作家です。