小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

『4001の願い』

2002年9月14日の『ひと言・人・こと』に紹介したのは
今は書庫に眠る、向井千秋向井万起男夫妻の共訳
『4001の願い』(2002.5/文藝春秋)。
アメリカに住む千秋さんが偶然出会った『the wish list』の
素晴らしさに万起男さんもビックリ仰天して、
一年以上かけてできあがった本。

「突然、本をお送りする失礼をお許しください。…
私達夫婦が共同で翻訳した新刊本です。図書館をご利用
なさる皆様が読んで下されば幸いと思っています。…」と、
全国の図書館(全館ではありません)に送られてきた寄贈本です。

年齢は10歳から100歳までの人たちの、
ささやかな、容易に実現できる目標や
壮大な希望、空想、夢が並んでいます。


 ~ ・ ~ ・ ~

【1】何でも一度はやってみる。
【2】ノーベル平和賞受賞。
【3】大ヒット映画に出演して、一躍大スター!
【4】世中の内戦と宗教戦争終結させる。
【5】自分が書いた「読者からの手紙」が新聞に掲載される。



【4001】自分の願いが間違っていないか気をつける。

 ~ ・ ~ ・ ~

バーバラ・アン・キプファーさんの原著には
約6000の願いがリストアップされていたそうですが、
日本語版を出すにあたって精選し、
新たに、【私たち夫婦のお二人のthe wish list】200を追加。
そのやりとりのなんとも絶妙!ほほえましいさ!

千:二枚舌で生きていたくない。
万:必要な時は平然と嘘をつく勇気を持ちたい。

千:いつもニコニコしていたい。
万:ニヒルな男と言われたい。

千:地球をくまなく歩いてみたい。
万:一度でいいから、宇宙から地球を眺めてみたい。

千:いつも、体の中に熱い血が流れていると感じたい。
万:いつも、頭の中をクールにしていたい。

千:いつも生き生きとした夫を見ていたい。
万:女房より先に死にたくない、、、

 ~ ・ ~ ・ ~

この本は、あなた自身の”願いのリスト”を作るための
便利な道具、、、
幸せとはいったいどういうことなのか、
本当に大切なものとは何なのか、
気づかせてくれる…。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。