小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

『山下すて短歌抄』に魅了されて

久しぶりに手にした、『山下すて短歌抄』
しみじみ心に響きます。

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虫干しの着物の袖に大吉のみくじ小さくたたまれてあり

補聴器の使い始めの外出に傘にふる雪こまかな音す

巣燕がふらんす語にて喋りいる今日も楽しくやろうと思う

女の神がおはじきすらし冬星の一つが海へ飛んでゆきたり

夕焼にただ赤々と道染まるはないちもんめの遊びすたれて

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☆2004年8月12日には、
はるばる図書館を訪ねてくださった。
青春18きっぷで!

☆2006年秋に開催された「ねんりんピック静岡」大会に、
夫婦共に県のテニスの代表となって再会。
(夫はともかく、私の場合は奇蹟でした)

☆2015年4月21日~25日、ご友人と5人で来県。
新図書館、小さな図書館跡をご案内、
スウさんの「紅茶のじかん」に参加したり、
23日には、私の友人たちも同行して、
羽咋の砂浜をドライブして
藤平朝雄さんをお訪ねした、、、

☆2021年5月、ブログ開設のお祝いにといただいた一冊、
『未来の余白から~希望のことば、明日への言葉』
最上敏樹/2018 婦人之友社
安らかなきもちになれる本、いつも枕元に。

☆季節を問わず、重宝している魔法の鍋帽子、、、


こうして、今に続く田代さんとのご縁は、
『山下すて短歌抄』から始まりました。

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当時200部ほどしか印刷されず、
翌年にはほとんど残部がなくなったという『山下すて短歌抄』。
季刊誌『能登』2015年冬号であらたに編集され、
輪島市白山市津幡町の3館に所蔵されています。

地元の図書館にない資料は、県外の場合でも、
図書館の相互貸借システムを利用して借りることができます。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。