小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

刈込池の紅葉

木に触れると、電磁波の影響をアースとなって
地面に流してくれるそうで、よく木に抱きついているって、
ある方のブログにありました。

ついこの間、
私も、ハグして、ほおずりしてきたのです、ブナの木に。

前日も、翌日も雨。
その日だけが絶好の秋晴れ。

テニス仲間のWさんが計画してくださって
福井県大野市の刈込池へ行きました。

標高1100m、周囲400m、水深最大4.5m、
その昔、泰澄大師が、白山に棲んでいた大蛇をとじ込め(刈り込め)
たという伝説から名づけられたといわれる刈込池。
もう一週間早ければ、水面が黄や赤に染まる絶景が見られたそうです。

どの木も落葉し始めていて寂しげでしたが、
華やかさが薄れた淡い色彩のたたずまいも、
それはそれで心惹かれる美しさがありました。

それにしても、片道1時間半、標高差250mの山登り、
686段もの石段があるとはつゆ知らず、
登っても、登っても、まだまだ、、、
あ~もうだめ~~と思ったとき、

さぁっ~と透きとおった風が吹いてきて、
ブナやら、ミズナラやら、モミジやらの葉っぱが、
ぱらぱらっと吹雪のように舞い散って、
すっかり宮沢賢治の世界!でした。

 

これも、一週間の記録に入るできごとです。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。