リクエストの本を受け取りに図書館へ。
2月27日のブログ《戦争は悲劇です》で紹介した
穴水図書館蔵の『ペリリュー』(武田一義/白泉社)
最後の、9、10、11巻です。
副タイトルは《楽園のゲルニカ》
原案協力は平塚柾緒さん(太平洋戦争研究会)
30冊近くに上る参考文献をもとに書かれた漫画、
75年前のペリリュー島と今のウクライナの悲劇が
重なり合い、なんとしても戦争を止めなければと思う。
* * *
一万人を超える日本軍が玉砕してもなお、
終戦を知らず、一年半もの間、
隠れ潜んで生き延びた人たち
戦い続けなければならなかった人たち
なぜ、なんのために。。。
1947年4月22日、投降に応じ整列する日本兵
34人の写真が胸に迫ります。
「最終第11巻の表紙。生き残ったもの、
戦死した者たちが全員楽しそうに
南国の海を泳いでいる。素晴らしい絵だ。」
(zukunashitosanさんのブログより)
直接、確かめたいと思った絵、
本当にすばらしい表紙でした。
* * *
それにしても、、、
いくら探しても見つからなかった遺体…
吉敷くんは、いったい、どこに消えた?
島の神様に見初められて
神様のところに?
なにか大型の動物が持ち去った…?
いや、米軍の爆撃で
ジャングルの動物も死に絶えていたはず…
物語のラスト、不思議な謎は解き明かされ
全ての命は楽園の海に繋がっていることに
読者は納得させられます。