今夜10時からEテレで《福島モノローグⅡ》が再放映があります。
心に留めたい番組、ぜひご覧いただきたくて、急ぎお知らせします。
東電福島第一原発から15キロ圏内にある富岡町にとどまり、電気も水も止まった故郷で、ひとり闘う松村直登さんのドキュメントです。(私のメモを紹介します)
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生きてるんだもん、こいつら
途中でぶん投げるわけにはいかねぇべ
取り残された動物の面倒を見ている松村さんは、英雄でもなんでもない、日常が戻り、人々が戻るのを待ち続けているのだという。原発建設で働いた松村さんは、作った責任は俺にも少しあるわけだ、爆発させた責任は東電かもしれんが、と語る。
100年以上前に入植した先祖が開拓し、父の代まで作り続けてきた田んぼは、10年で無残な荒地となった。汚染で表土を取って、石混じりの土が入れられた。この土地で、自分の食べる米を作ってみよう。昨年春、新たな挑戦を思い立った。ゴロゴロ埋まっている大小の石をひとつひとつ取り除いて耕して、初めての米作り、素人の米作りだ。子どもの頃の微かに覚えている記憶を呼び起こして手探りの作業。
雨の中での田植えが終われば、次は雑草取り
草との闘いが始まる
俺は負けるわけにはいかねえべ
なんとしても草を制さないと
草消し(除草剤)も虫ぐすり(殺虫剤)も何も使ってないぞ
うまい米ができるようにこの辺の土地はなってるんだ
昔から水と土がいいから
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生活費を得るために、2、3年前から養蜂も始めた。
ほら、卵を産むぞ
産んでる、産んでる、
はまるんだな~神秘に
生態の神秘にはまっちゃうんだ
もうわかんなくなることがいっぱいあるわけだ
そもそも生まれること自体が神秘なわけだ
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生まれて初めて収穫したお米は400キロ
一等米だ
田んぼは生きていた!
春に向って松村さんはまた耕し始めた
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春早くに水を張ると
カエルが騒ぐから ゲ、ゲ、、、
トンボからアメンボだってタニシだって
何でもいるぞ
どんどんどんどん
いきものが増えていくから
それが”自然”なんだ
”自然”は
人間がとてつもないいたずらをしない限り
ずっと延々と続く
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松村さんのモノローグは
センス・オブ・ワンダー!!です