小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

糸が、つながって

かねてからの計画通り、夫も私も、
自分たちの予定はゼロにして娘たちを迎えました。
その上、何年ぶりでしょう。
忙しい息子が姉と姪のために遠方から駆けつけました。

☆餃子包み器(百円ショップ製品)
☆「ラミィキューブ

息子らしいアイデアです。
初めて目にした面白い遊びに、
夜遅くまで盛り上がりました。

遊んだだけではありません。
テニス(本人&ジュニア指導)に明け暮れる父のために
娘たちは夫の部屋の大改革と大整理、
一方、息子は草刈り、木枝の伐採、、、
軽トラを借りてきて、家周りを風通しよくして、
三泊して帰っていきました。

子どもたち、大きくなりました。
歳をとったね~~、私たち…
成人した孫もいるんだし、半年もすれば夫は80歳、
なので、あたりまえなんですけれど。

***

30日の午後だけ、私はある催しに参加しました。
それは、スウさん宅で開かれた《特別紅茶》
ユダヤ人家具作家/ダニー・ネフセタイの
「”シャローム”の国から来た私」

スウさんの「紅茶なきもち」(6/30、7/3)には、
その日のことが詳しく紹介されています。

― イスラエルでは朝でも昼でも夜でも、
会えば、シャローム。ハローと同じ。
だけどシャロームには「平和」って意味もある ―

んですって。
お話を聴きながら、手元のプロフィールを見ていたら、
お住まいは、埼玉県皆野町

え、皆野町?!

全盲のデクノボー先生、新井淑則さんの最後の授業も
皆野町の中学校(前々回のブログ)。もしかして、、、

ダニーさんは新井さんを知ってる?

***

先週の「詩をたのしむ」読書会の後で、
スウさんにそのことを伝えたら、
早速きいてくださった。

ダニーさんは、新井さんをよくご存じだそうで、
中学校で彼に講演を頼まれたこともあるし、
工房の個展中、2年続けて、彼と教育について
話したそうです。


『わたしの宮沢賢治 全盲の目に射す一条の光』
(新井淑則/2020.2.27/ソレイユ出版)
金沢市図書館からの相互貸借本)には、
「反骨の俳人金子兜太」の章がありました。

新井さんの母校、皆野小の校歌はお父さんの金子伊昔紅、
皆野中学校の校歌は金子兜太さん作詞ですって。
皆野町は、《金子兜太のふるさと》でした。

皆野町~~~!
素敵な糸が繋がっていました。

***

金子兜太さんといえば、あれは2015年でした。
金子さん渾身の迫力の文字が
国会前に、街に、溢れましたねぇ。

アベ政治を許さない】

反戦のプラカードでした。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。