小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

手をつなぐひとたち

統一協会文鮮明・その青年たちの心理を探る』(1981)は、
和賀真也牧師と、協会から脱出した体験者の
勇気ある協力によってまとめあげられた労作。
「世界制覇計画、学界への工作、政界に関係をつけ、
経済界の進出の機をねらう」など、
現在次々に浮上している統一教会の問題が、
確かな資料をもとに指摘されています。

和賀真也牧師は、昭和17年生まれ、
大岡山教会での6月の映像がありました。
ゆっくりと穏やかな口調、
揺るぎない信仰と信念の言葉。

「私も眠りにつく。だけど、書いて残すことはだいじなこと!
書いて発信して、それを読むこと…」
和賀さんの声が心に響きました。

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42年間、発行されている《エクレシア会報》がある。
7月号(第493号)の表紙は、金沢の兼六園の写真でした。
「…厳かな日本庭園は私も定例会や救出活動で何回も行った懐かしい場所…」とある。

 

和賀さんが執筆されている救出活動の歩み「エクレシア活動史」は第242回。
聖書の解説、宗教二世の問題、オウム真理教ウクライナのこと、、、
A4、25ページの会報は、清貧、敬虔、誠実、情熱、だった。

3月号には、作家の三浦綾子さん、日本聖書協会岸理事長など、
教派、立場を越えた方々が「エクレシア会を支える会」を
結成して応援されたことが書かれていた。

そして、なんと
「このエクレシア会の誕生は
救出された由記子さんのお父さんの呼びかけであり、
最初のスタッフはその由記子さん一人だった」
ことも記されていた。

「エクレシア」とは初代キリスト教会の意で
会の設立・会報創刊は1980年8月、
代表は和賀真也さん、月3000円の会費で運営されています。
以下は、会報に表記されている連絡先です。

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〒299-0263 千葉県袖ヶ浦市奈良輪1531-1
℡/Fax 0438-63-4716 
Email  waga1018@ybb.ne.jp

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三日前の暑い日でした。
会報についてブログに書こうと思っていた矢先、
友人に見せてあったという2021年10月号(第484号)を
由記子さんが届けにきてくれました。

「由記ちゃん、いつもありがとう。
私のように1人でも多くの人が
救われるといいなと思います。
由記ちゃんには本当 感謝しています。」

ステキな付箋つきです。
汗だくの由記子さん、、、
私は思わず抱きしめたくなりました。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。