「一面のひまわり畑児ら走る 」
主宰の元子さんの句に迎えられ、
「遊書会作品展」ゆっくり見てきました。
子どもたちと大人たちの作品が溶け合って、
伸びやかでほのぼのとした雰囲気でした。
コスモス、すず虫、まつ虫、渡り鳥、木の実、
雲や草や夕焼、野菊…
子どもたちがそれぞれに選んだ「秋」。
「秋」を迎え、秋の野原で遊んでいる趣でした。
消しゴムはんこの落款がなんともお洒落です。
中央に置かれたテーブルには、工夫を凝らした
遊書会ならではの団扇のユニークな作品たち。
表にはお題、裏には自詠の句、
花火、風鈴、蝉、メロン、星、夜空、いとこ、、、
じいちゃんとの夏、短い夏休み、映画のこと、
過ぎゆく夏がおもいおもいに並んでいました。
「今年また父の忌を思ふ川蜻蛉」
友人の句は、あ、オハグロトンボ、、、ですねぇ。
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金子みすゞさんの詩が好きな元子さん、
今回の作品は「石ころ」でした。
きのうは子供をころばせて
きょうはお馬をつまずかす
あしたは誰がとおるやら
田舎の道の石ころは
・・・
田島方外門下の元子さん、
金沢を流れる犀川と先生の一文字の
「犀方」の雅号がぴったり!
と、あらためて思うのです。
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作品展は明日4:30までです。
お時間のある方、どうぞ。