小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

詩画展&書物展のお知らせ

秋晴れの日、再び1日フリー乗車券を手に
友人と出かけたふたつの企画展のこと
もっと早くお知らせしたかったのですが
もたもたしていました。

全く異質な催しですが、
融合したら不思議な化学変化が起きたような気がします。


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「秋の日、どうぞおでかけを。」
スウさんのブログ《紅茶なきもち》(10月20日)に誘われ
星野富弘 花の詩画展」へ。

金沢中央教会創立70周年記念の企画で
11月3日(木)まで、日曜日はお休みです。

これまでにも出かけた詩画展でしたが、
会場のあたたかな光に包まれて、心が洗われるよう。
ゆっくり、ゆっくり、見て回りました。

「はなきりん」(1974)の茎のトゲトゲ、
「なのはな」(1975)の背景を埋める無数の黄色い線の多さに
今更ながら驚きます。

歳とともに自分の中の細胞たちが深化していることを嬉しく感じました。
その夜は枕元に詩画集『風の旅』や『鈴の鳴る道』『あなたの手のひら』、、、

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もう一つは、金沢21世紀美術館で開催中の[世界を変えた書物展〕、金沢工業大のライブラリーセンター所蔵のコレクションの巡回展です。
「世界を変えた一冊 間近に」の見出しで、北陸中日新聞に紹介されていたもの。

コペルニクスガリレイニュートンアインシュタイン、、、15世紀以降に出版された自然科学・工学関連の初版本約140冊がみごとに展示されています。なにもわからないなりにとても興味をそそられ、精密な図絵や記された文字に魅入って、ふたりで一冊一冊のぞきこみました。歴史の重さが伝わってきます。

わずかな間に急速に発展してきた科学に驚かされ、だからこそ、科学には哲学が必要不可欠だと実感しました。

11月5日(土)までです。30日(日)は金沢マラソンの交通規制で混雑が予想されます。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。