一昨日の中日新聞の「発言欄」に、74歳の一人暮らしの方の切実な投稿がありました。
「…ふと、私が病に倒れ動けなくなったらどうなるのだろうかと考える。近所の人は気づいてくれるか。誰か救急車を呼んでくれるのか。…」
地震で被災して、仮設住宅で一人暮らしをされていたという70代の女性が、誰にもみとられることなく、室内で息をひきとっていた記事にも胸痛めていたところでした。
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71歳のまっちゃんも一人暮らし。
週に一回、午前中の2時間、
半数が70歳以上の中高年で
ゆるゆるテニスをしているメンバーです。
出欠はグループlineで連絡しあいます。
まっちゃんは「マラソンが得意で、
テニスも楽しむ明るいスポーツマン」
県内外の大会で入賞しては
トロフィーやメダルや賞品を
テニスコートでにこにこ披露しました。
ゆうりんピックのマラソンの常連でした。
大谷さんの大ファンでもありました。
テニスより大谷さん優先でした。
久々の14号ホームラン、どんなに喜ぶでしょう。
昨年のlineには「明日はWBC決勝観ます。申し訳ないけれどテニスは休ませてもらいます。今日この展開で、まさか逆転するとは。」「明日は雨予報で多分無理でしょうが、もし晴れても10時半から大谷の投手の日ですので休みます。」「天気は不安も3人なら行きますが?大谷の登板日なので...」
今年に入ってからは「行きます。もう春で大リーグ戦も始まり早起きしてます。大谷ホームラン打ちました。」「行きます。いまは小雨も天気は段々良くなりそうです。」「行きます。絶好のテニス日和になりました。」と楽しげでした。
こんなに元気なまっちゃんが
家の外で倒れているのが発見されて
救急搬送されて
12日間がんばりましたが
意識が戻ることはかないませんでした。
脳出血でした。
「明日は休みます。
肩が痛い上に外反母趾が両足に。
残念ですが。」
5月7日19時41分に届いた26文字が
最後のメールになりました。
誰にきがねすることなく
好きな道を存分に駆け抜けた
人生に見えましたが
祭壇のまっちゃんは
残念無念と言っていました。
これからは、テニスコートで
あの絶好調のおしゃべりも
聞けなくなって寂しくなります。
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曹洞宗のお葬式は初めてでした。
「山の寺寺院群」にある寺院でした。
まっちゃんが引き合わせてくれた「瞑想の道」
いつか機会をみつけて辿りたいです。