小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

ハチの一刺しは強烈でした

ただ今、室内温度は35.1℃、WBGT値は29℃、厳重警戒値です。
時おり、簾を通して、四方の窓から吹き抜ける風が心地よく、エアコンなしでも過ごせるのはありがたいことです。

 

今日の中日新聞には、デブリ採取でパイプの順番ミス、辺野古土砂運搬再開、病院でシステム不具合で予定量を上回る抗がん剤を投与、、、ため息が出る記事、、、最後の社会面に、敬愛するフォークグループ「でえげっさあ」の大きな記事がありました。川崎正美さん(69)の新曲「兵戈無用(ひょうがむよう)」を知りました。

 

靖国から父の名前を消してほしい、国に命令されて人殺しをさせられただけ、軍神でも英霊でもない、ただの人にしてほしい、英霊としてあがめることは戦争を賛美することになると、神社に合祀取り下げを求め、憲法9条の条文を刻んだ石碑を自費で自宅近くに建てた西山誠一さん(93)の講演を聴いて歌詞にしたそうです。


正義のためだろうと私は殺せない
たとえ殺されようとも戦争はしない
戦争に行くのが死ぬ覚悟なら
私は死ぬ覚悟でそれを拒否する


***

ところで、8月18日は、「センス・オブ・ワンダー記念日」でした。
レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』(訳:上遠恵子/1996)は珠玉の一冊。上遠さんの静かな朗読でドキュメンタリーとして映画化され、小さな図書館の5周年記念に、県内初の上映会を開催したのでした。


今年3月、森田真生さんによる新訳本が出版されました。後半の『僕たちの「センス・オブ・ワンダー」』には、虫、植物、人間、星…多様な生命が同じ星を分かち合う不思議さ、生きる歓び、自然の中で成長する息子たちとの日々が、あたたかいまなざしで綴られています。


《…本書に込めた願いはひとつだ。この星に生まれたすべての生命が、ここに「きてよかった」と思える世界をつくりたい。
 そのために一冊の本にできることはわずかかもしれない。だが一匹のハチ、一本の木、一輪の花にできることもわずかなのだ。そのわずかな力が合わさったとき、どれほど偉大なことをなしえるか―それこそ、自然の驚異(ワンダー)というほかない。》(あとがきより)


***

森田さんは、竹ぼうきがタイワンタケクマバチの住処なっていることに気づかず、庭を掃除していてチクリとやられ、痛い目にあって、人間の尺度でばかり見ていてはいけないことを教えられたそうです。

 

もう一ヵ月前になりますが、私はアシナガバチに刺されました。
(参考になればと思い、書き記します)

夫は草刈り機で、私は鎌を手にせっせと庭の茂みの草むしりをしていた時のことです。ハチがいることに気づきませんでした。足元の草陰に潜んでいようとは考えてもいませんでした。うっかりハチの巣に触って驚かせてしまったせいです。中指と薬指の付け根に急激な痛みです。傷口から毒を絞り出すようにして水道水で洗いました。夫にもくれぐれも注意するように伝えました。ネットで調べると、ベストな応急処置でした。みるみるうちに薬指が腫れ、翌日になると手の甲全体が赤く腫れあがりました。一週間近く続きましたが、そのうち激痛も少しずつ和らぎ、ぽつんと残っていた黒い刺し傷痕が4、5日前にようやく消えました。が、傷口あたりを押さえると微かに痛みが残っています。一ヵ所だけで幸運でした。いい経験になりました。

その時はめていたのは、ポリウレタンコートの背抜き手袋で通気性のある「フィットグラブ」。ちょうどコーティングされていない部分から刺されました。

軍手にしようか、二枚重ねにしようか、作業の前にふとよぎった迷いは、不思議な予感めいたものかもしれないと思い返しています。

***

ハチと言えば、Zさんのブログに、
じっと集まっているアシナガバチたちのことが書かれていました。
アシナガバチは害もない、むしろ虫を取ってくれるので殺すのは可哀想とは思うのだが…」


そういえば、完全無農薬・無肥料のリンゴ栽培で有名な木村秋則さんが『リンゴが教えてくれたこと』(2009年)で「ダニが消えハチがやって来た」「益虫は主にハチ類が多い」と書いていらっしゃったこと思い出しました。 

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。