ランチ会をかねて大学の同窓会があった8月25日、
その日の中日新聞の社説の見出しは
「私たちは数字じゃない」
私たちの社会は数字なしではなりたたないけれど、
数字に置きかえられないけれど「大事なもの」が
あると論じていました。
〈 We Are Not Numbers 〉
―私たちは数字じゃない―
ガザにはこんな名前の文学者のグループがあるそうで
自分たちが(死者数など)
数字で語られることへの怒りが凝縮された言葉だとか。
ガザの死者数は
昨年10月以来、2月末に3万人、
今月中旬には4万人を超えているという。
数字の一つ一つが「誰それ」の命。
かけがえのないひとり一人。
我が町(3万7400人)の住民総数を上回る。
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社説を読んで、すぐに思い浮かんだのは
8月17日(土)の【報道特集】
~戦争の悲劇を“言葉の力”で語り継ぐ~
偶然に、ふと、つけたテレビでした。
ちょうど詩の朗読会が始まったところでした。
その声を聴いてすぐにわかりました。
あ、斉藤さん、
先日、スウさんの紅茶の時間で
お目にかかった斉藤とも子さん。
詩とガザの光景が映し出される。
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「おなまえ かいて」
詩:ゼイナ・アッザーム
訳:原口昇平
あしに おなまえかいて、ママ
くろいゆせいの マーカーペンで
ぬれても にじまず
ねつでも とけない
インクでね
あしに おなまえかいて、ママ
ママの あしにも
ママのとパパの おなまえかいて
そしたら みんな あたしたち
かぞくだったって おもいだしてもらえる
あしに おなまえかいて、ママ
すうじは ぜったい かかないで
うまれたひや じゅうしょなんて いい
あたしは ばんごうに なりたくない
あたし かずじゃない
おなまえが あるの
あしに おなまえかいて、ママ
ばくだんが うちに おちてきて
たてものが くずれて
からだじゅう ほねがくだけても
あたしたちのこと
あしが しょうげんしてくれる
にげばなんて どこにもなかったって