先週の木曜日は「宮沢賢治を読むつどい」読書会でした。
テキストは『宮沢賢治全集』(ちくま文庫)の第八巻の
『水仙月の四日』
春も間近な「水仙月」
山道を家路に急ぐ子どもを雪嵐が襲います。
雪婆んご(ゆきばんご)や雪童子(ゆきわらし)
雪狼(ゆきおいの)があらわれて
いのちを奪われそうになるけれど…
大好きなお話です。
赤羽末吉、伊勢英子さんらの
美しい絵本も出版されています。
小さな図書館で読書会がスタートした時から
どなたでも自由にふらり参加できるように
複本が10冊用意してあります。
☆賢治さんの作品は
「青空文庫」でも読むことができます。
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ところで、
『宮沢賢治 碑真景』の記事をアップしたその日
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2025/09/04/024237
なんて嬉しいこと!
偶然にも…細川さんが
『雨ニモマケズ』手帳の詩と絶筆の短歌二首を
コピーしてきてくださったのです。
細川さんの岩手訛りの朗読に
私たちは耳を澄ませました。
細川さんの解説によれば
行って声をかける、この「行ッテ」が大切なのだと。
(実は脱字のひとつはその「行ッテ」でした)
☆愉快な追刻エピソード(『宮沢賢治 碑真景』より抜粋)
建立の実行委員長の佐藤隆房氏は、かねてより心がかりな脱字と誤字を何とかしたいと、昭和19年の夏、上京の折に高村光太郎に相談し「脱字の追刻してある詩碑なんか天下にないでしょう。これも型破りで面白いですね」と正誤の快諾が得られ、秋になって、脱字三ヵ所、誤字一ヵ所の揮毫が届けられた。が、中間か、上よりか、下に入れるべきか、行にいかなる程度接近さすべきか、造型に厳しい高村先生を瞼にするとき、行きづまってしまい、呆然として書稿を持ったまま碑を離れてしまいましたと述懐。
結局、昭和21年11月3日早朝、脚立に立った高村光太郎が、碑面に直接墨書し、石工が即日追刻したそうです。建立から10年後のことでした。