積雪、吹雪の北海道、青森での地震、
どんなに不安な思いで過していらっしゃることか。
こちらでは昨夜11時半ごろ、震度1の地震がありました。夫が留守だったこともあり、
すぐ身支度できるよう準備して就寝したものの、明け方4時ごろにもあったという地震にはまったく気づきませんでした。M4.9、震源地は能登半島沖、原発のある志賀町は震度4、異常なしとの情報ですが、いつ、なにが起きるかわかりません。
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「ひと、能登、アート。」での印象深い未完の作品
森徹山の「松に鶴図屏風」(江戸時代19世紀/出光美術館)には
千羽以上の鶴が描かれているが、半数は輪郭のみで
「未完成の一羽一羽に、徹山の祈りの続きを託したい」とありました。
「なんで未完成かな?」
夫のぽつり発した言葉にはっとさせられ帰宅してからネットで調べました。
「森徹山(1775-1841)安永4年生まれ。大坂の人。名は守真、字は子玄または子真、通称は文蔵。号は徹山。実父は森周峰だが、森狙仙の養子となり森派を継いだ。円山応挙の門人となり、、、。」
他に手がかりがないものか…
《県立美術館 森徹山 未完 鶴】をキーワードで検索すると
トップに現れた記事がありました。
https://note.com/hashi_yohei/n/nc6208c630e1d
“未完成で白い塗り残し部分の多い作品ですが,それが新鮮。何か水彩画を見るような爽やかな気分がありました。”
そのコメントに共感して、あらためてブログの主を確認すると
「大学図書館勤務」…Y.HASHI
石川高専図書館係長だった橋洋平さん!
未完の鶴から、25年前の出会いへとつながりました。
・・・・・・(備忘録として)
☆開館して4年の平成12年、蔵書約三万四千冊の小さな図書館は、歴史が浅く、古い書籍や専門書が少ないというハンディを抱えていました。かねてより、町にある国立石川高専図書館との連携協力をひそかに模索していました。ちょうど当時の図書館長は旧知の浅見洋教授、今なら実現できるチャンスとの声をいただき急速に話が進みました。
それまで高専図書館の利用者は、学生と教官、卒業生、名誉教授に限られていましたが、津幡町図書館の利用者を中心に閲覧・貸し出しを認めるというものでした。
県内では、金沢美大が金沢市図書館と提携して、図書館を通じての貸し出しは行っていましたが、図書館を通さずに個人を対象にした貸し出しは、石川高専が初めてということでした。しかも、学生同様、資料の館内閲覧、館外貸し出し、複写、検索用端末の利用、視聴覚資料の館内鑑賞もでき、高専からも町内の企業関係者、商工会関係者の利用が期待されました。
☆1月20日の北國新聞の記事には高専図書館写真と以下の見出しが並びました。
「図書館を住民に開放」「学術書など貸し出し」
「津幡町図書館が要請/人的交流にも期待」「石川高専、来月から」
☆北國新聞【応接室】に紹介もされました。
《○○館長は「町民が必要とする本を一冊でも多く提供したい。読書の楽しみがあり、生活情報の発信の場となりたい」と地域図書館の役割を話す。平成八年の開館と歴史が浅く、蔵書も限られていることから同町の石川高専図書館に協力を働き掛け、高専側も施設の開放を目的に町民への図書の貸し出し、閲覧に応じることになった。十六日には、町民を対象にした石川高専図書館への見学も計画している。「本を通して人と人の出会い、触れ合い場も広がる」と語り、女性の視点で子どもたちのための企画や星の観察会など館外での催し物も活発に展開する。》
☆で・あ・い講座「石川高専図書館見学会」(2/16)には町のマイクロバスで約20人が参加しました。リーフレット作成や実務的な面で多大な準備をされた橋係長さんから、利用法の説明を受け、館内を見学、カードも作ってもらいました。(北國、中日新聞写真掲載)
☆『津幡町立図書館だより/№6/2000年冬号』(平成12年1月発行)の巻頭言
「この2月1日より、国立高専図書館の資料を、津幡町立図書館の利用者の皆さまも直接借りることができるようになりました。一般書から専門書まで約7万5000冊の蔵書があり、館内でのCD鑑賞もできます。私たち町民にとって新たな情報センターが開かれたことになります。県内の国立大学・高専では初めての画期的な試み、2000年新春の心躍るニュースとして皆さまにお知らせいたします。」
町を見下ろす丘の上の石川高専が、町民にとって一段と身近になったできごとでした。