今年も
静岡の田代さんから、大小さまざまな山のミカンが届きました。
甘さも酸っぱさもしっかりもの、逞しい自然の味です。
テニス仲間や友人にもわけました。
田代さんと出会って21年
小さな図書館から発信していた「ひと言・人・こと」が
繫いだ出会いです。
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2021/09/03/231508
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2021/09/04/111147
クリスマスイブの日
ぜひ読んでほしいと別便で本も届きました。
『フクシマ、
能登、
そして
これから』(2025.3.11/婦人之友社)
福島在住の国際ジャーナリスト・藍原寛子さんの
震災後を生きる13人の物語。
“婦人之友に載った記事もあるけれど何度も読み返しています。
カタカナで呼ばれるようになった福島を忘れてはならないことです”
と一筆箋にありました。
フクシマの9篇に続く能登の4篇は
輪島の海女/早瀬千春さん、
珠洲原発に反対した僧侶/塚本信如さん、元県議・市議/北野進さん、
そして、元教師・歌人/砂山信一さんのお名前!
実は、砂山さんの歌集『珠洲の海』(2024.11/いりの舎)が再版されたことを新聞で知り、すぐに図書館にリクエストしましたが、自分用にも数冊購入して、「詩をたのしむ」読書会メンバーにさしあげました。能登の歌人のご縁で出会えた田代さんにも送りたいと思っていたところでした。それぞれの一冊に同じひとがいる嬉しい偶然…
体育館に地震避難せし四百人カイロ貼り毛布着ストーブに寄る
我が思ひと同じ記事なり珠洲原発できず良かったとエッセイスト書く
(引用されていた歌より二首。自宅が全壊し、前年に私家版として発行した歌集も「がれき」となったそうな。エッセイストは水野スウさんのことか)
*** *** ***
藤平朝雄さんが送ってくださった「能登つづれ草~旅は道連れ&世は歌につれ 5」(令和七年四月二十四日)にも、歌人/東野登美子さんの随想(短歌誌「りとむ」197号/令和7年3月刊)を通して砂山さんのお名前がありました。
拙ブログで紹介した藤平さんと連絡をとった彼女は、冊子を手にして「能登はやさしや土までも」の「やさし」の考究に瞠目し、「やさし」に内包される「粘り強さ」を体現する歌人として砂山信一さんを紹介しました。
“ここぞ!というときにとことん粘る「やさし」。この粘りに私たちは守られたのだ”と『珠洲の海』より以下二首。
仲間らと反原発の看板を塗り直し立てぬ夏日照る中
いつも光らなくていいんだ点滅するこの蛍のやうに生きようよ君
*** *** ***
そして昨日、写真家/渋谷利雄さん(89)の2枚組作品に藤平さん(86)のコラムを添えた【能登来福】(中日新聞)が最終回を迎えました。60年間に撮影した60万枚超から選び抜かれた能登の写真でした。8月から5ヵ月間、毎土曜のたのしみでした。