小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

〈〇〉の世界であってほしい~べらぼうな書家・石川九楊

今日から仕事始めの方もいらっしゃったのでしょうね。

こちらは新年早々、大雪、風雪注意報が出ましたが、二日ほどで雪はおさまって、夫はさっそくテニスの初打ちに出かけました。

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二人だけの穏やかなお正月でした。(二年前は元日の能登半島地震でした)

「年内にぶじ届くか?と思いつつ発送します。のどにつまらせないように…」

晦日にぶじ、郵便で届いた息子のお餅で元旦を祝いました。

 

二日、三日は炬燵に入って恒例の「箱根駅伝」を観戦しました。たすきをかけ107.5キロをひたすら疾走する学生たちが運悪く転ばぬよう、痙攣などのアクシデントにおそわれぬようにと祈りつつ、関東学生連合にも声援を送りました。それにしても、まさかの青学大の大逆転劇でした。黒田くんの驚異の快走、選手たちの心をつないだ「★7」の物語、悲喜こもごもさまざまな感動の青春ドラマに惜しみなく拍手しました。

翌朝の新聞の第一面見出しはきっと!

青学大 輝く 2度目の3連覇」

 

ところが、目に飛び込んだ大見出しは

「米、ベネズエラ大統領拘束」「首都を大規模攻撃」

いったいなぜ?

武力行使という一方的な強硬手段に驚愕し、衝撃を受けました。

今日の新聞にはより詳細な記事がありましたが…不可解。

 

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京都新聞の第一面に三年にわたって連載された『一日一書』で

現代篆刻家・斉白石の〈平〉を掲げて「平安、平和、平等——平という字はいい。」(2000.12.30)と石川九楊さん。

 

『一日一書 03』(石川九楊/二玄社)には

・7月4日【植】(王義之/興福寺断碑)

アメリカ独立記念日。人権と民主、豊富な資源と目覚ましい商工業化を支えた入植精神(フロンティアスピリット)。陰に先住民追放と虐殺の暗部が潜む。現在の軍事帝国・米は入植精神の世界化を目論む。このアメリカ的偏狭思想の超克が今世紀の課題。」

 

・12月30日は、仙厓の【〇△▢】

「〈〇〉と〈△)は交叉し、〈△〉と〈▢〉は接する異空間が三つ。図?記号?いや率直な変形円相。」の解説とコラム「イラク戦争に開け、イラク戦争に暮れる二〇〇三年。集団催眠にかかったかのように、ブッシュ大統領に世界中が、また小泉首相に日本中が翻弄された一年。阪神の優勝のみが明るい話題で唯一の〇。あとは△▢XXX。」

 

・12月31日の最終では

「…歴史は必ず民衆の希望を叶える。高い理想を掲げ考え続けなければ。」と。

 

*現代書道の巨匠、「べらぼう」なる書家・石川九楊さんの

『書の宇宙』『一日一書』津幡町図書館にあります。

 

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。