小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

『てのひらごよみ』と読書会のこと

ブログのご縁でつながって、
思いがけなくたくさんの方から
お祝いメッセージをいただいたり
☆マークをいただいて
感謝しています。

「今」をいっそうだいじにしながら
これからも自分らしく生きていきたいと
あらためて思いました。

みなさま、
ほんとうにありがとうございました。

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昨日はスウさんを囲んで読書会「詩をたのしむ」でした。

『てのひらごよみ』(水野スウ・絵と文)をそっとのぞくと

https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2022/04/16/211135
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2025/09/12/023643

50年前の【4月9日】は、なんてかわいい~~
マッチ箱から顔をのぞかせるタンポポです。


「空のマッチ箱に
四月の陽気な空気を
いっぱいつめました。
野原にでかけて
シュっとひとすり、
クルクルクル
タンポポ花火がまわりだします。」


そのスウさん、、、8日の夜、国会前のと連動して金沢駅前の緊急平和アクションに参加したそうで、1時間のスタンディングで20人くらいの人がスピーチしたと、リンクの「紅茶なきもち」ブログにも。


ーー津幡からきました。今日、家に来た人が、めっちゃおもしろいデモ見た!って興奮して言うので、探してyoutubeで見ました。

♪がんばれがんばれNHK、報道してよNHK、空から撮ってよNHK、受信料払ってるよNHK、って言ってた。それを澁谷のNHKでね、してた。

そうだよね、たくさん街に出て声上げてても報道されてないもんね。

前から、デモに行くとき持ってくプラカに何って書こう、のワークショップしたいと思ってたけど、それ、今日しよう、って思って、2枚描いて、出来立てのをここに持ってきました。

ホルムズ海峡で、9条ふんばってがんばったよね、もうボロボロだけどすごい仕事してる。だから「ふんばる憲法 希望はけんぽう」って書いた。

今ね、戦争反対って言うとネットでバッシングされるとか聞く。でも、その言葉いつ言うの、今言わないと、って思ったから、もう一枚のプラカには「いつ言う NoWar 今でしょNoWar」って描いた。

大きな力が私たちを一色に染めようとする、国と一つにさせようとする。そんなのはいやだ、だから私は言うよ、いつ言うNoWar 今でしょNoWar。ーー

100均で見つけたというペンライトも見せてくれました。

ところで、昨日の読書会では
きりりんさんが見つけてくれた新刊の絵本『好きがいっぱい』

谷川俊太郎さんと西加奈子さんの
行ったり来たりの往復書簡です。


おかしのおとおいしいのおはおんなじかな~
おかあさんのおとおならのおは~?


途中から窓越しにのぞいていた中学生の女の子が
飛び入りしました。おばあさんたちはもう大歓迎です。

まれにみる清々しい彼女のおかげで
幸せなきもちに満たされた私たちでした。


☆*☆*☆


読書会「宮沢賢治を読むつどい」のことも。


(1)3月は『宮沢賢治全集 8』(ちくま文庫)の「注文の多い料理店」でした。

自己申告で、紳士や山ねこ、犬や猟師になって、ワークショップ形式でわいわい楽しみました。私はナレーター⑤を選びました。終わってから、予約してあった町内の和食のお店で初ランチ会(1500円)、細川律子さんを囲んで座席抽選も好評でした。

(2)4月の読書会では、いつものように「星めぐりのうた」、『注文の多い料理店』の序文(・・・これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです・・・)から始まって、「月夜のでんしんばしら」と「鹿踊(ししをど)りのはじまり」を、順に一頁ずつ朗読しました。目と耳で読むと、選びぬかれたひとつひとつの言葉に、賢治の童話の抜きんでた楽しさ、おもしろさに、あらためて気づかされます。

なれぬ方言にひっかかって大笑いしたり
鹿になったり、嘉十の気もちになったりして

苔の野原の夕陽の中で
すきとおった秋の風から聞いたという「鹿踊りのはじまり」

風が語る「鹿踊り」の
本当の精神を味わいました。


・・・・・・・
・・・・・・・

すすきの野原を歩き疲れた嘉十は、ひとやすみして栃と栗の団子を食べたらおなかがいっぱいになって、栃の団子をほんのちょっと残しました。

“こいづば鹿さ呉(け)でやべか。それ、鹿、来て喰(け)”

とひとりごとを言って、うめばちそうの白い花の下に置いてまた歩き出しましたが、忘れ物をしたことに気づいて引き返すと…
5,6匹の鹿が、大きな環をつくって、ぐるぐるぐるぐる…

嘉十が置き忘れた正体不明の「もの」を、こわごわとり囲んで興味津々です。


「うんにゃ、危ないぢゃ。も少し見でべ。」

「生ぎものだがも知れないぢゃい。」

「なじょだた。なにだた。あの白い長いやづあ。」

「縦に皺の寄ったもんだけあな。」

…びくびくしながら、順に、そろりそろり近寄ってを繰り返し…

おしまいの一匹が、とうとうくわえて戻ってきて
きっと、干からびた大きななめくじだということになりました。


「さあ、いいが、おれ歌、うだふはんてみんな廻(ま)れ」


「のはらのまん中の   めっけもの
すっこんすっこの    栃だんご
栃のだんごは      結構だが
となりにいからだ    ふんながす
青じろ番兵(ばんぺ)は   気にかかる
  青じろ番兵は      ふんにゃふんにゃ 
吠えるもさないば    泣ぐもさない    
痩せで長くて      ぶぢぶぢで
どこが口(くぢ)だが  あだまだが
ひでりあがりの     なめぐぢら。」


“走りながら廻りながら踊りながら、
鹿はたびたび風のやうに進んで、
○○を角でついたり足でふんだりしました。”


正体不明の○○は、ほんとうになめくじ?
お団子はどんな順に食べたでしょう?


★ありがたいことに
宮沢賢治の作品は「青空文庫」でも読めるのです。


ところで、
先日は大阪の住宅地に鹿出現で大騒ぎ。

「どこからきたの」「どうしたいの」

嘉十のように鹿の言葉がわかったらね~~  

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。