小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

どんぐりのトトロたち&第31回泉鏡花文学賞受賞作品&漫画家・青木雄二さんの想い

11/15(土)☆「どんぐりでトトロを作ろう!」は11時、2時の2回、子どもたち、お母さんやお祖母ちゃん、全部で50人もの方が参加。秋色の葉っぱの上に勢ぞろいした木の実やトトロたちが、行進したり、おしゃべりしたり、ねころんだり…と、なんとも楽しげです。みなさんの力作をちょっと拝借して、11月いっぱい展示いたします。

☆昨日の第31回泉鏡花文学賞授賞式のニュースをご覧になった方が、早速『輝く日の宮』(丸谷才一著)を。桐野夏生著『グロテスク』も貸出中です。

☆『僕が最後に言い残したかったこと』(小学館発行)の中で、末期ガンを宣告された漫画家・青木雄二さん(この9月5日逝去)が病床の中、「僕が本当にやりたい事は、社会的に弱者と呼ばれている人々を啓蒙し、彼らの生活を少しでも豊かにすることや」と、深い愛に満ちた言葉で本音で語りかけていらっしゃいます。「日本へ・中高年サラリーマンへ・若者へ・・・人生へ・死へ・息子へ・妻へ」…誠実な生き方をされた青木さん、〈最高の折り紙つきの本〉として選んだのはマルクスの『資本論』、ドストエフスキーの『罪と罰』でした。青木さんの漫画も読んでみなければ…。

☆貸出187人、703冊。学生ボランティアの長山クン「来週は来れないので」と、今日は早めにやってきて奮闘しました。 

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。