小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

《いいものグッズプレゼント》

昨日は《打ち納め親睦テニス》の日。次の試合までの40分を利用して、12:30頃、図書館に駆け込みました。図書館の今年度の最終貸出日でした。小さな図書館の時から続いている《いいものグッズプレゼント》で、2冊残っていた手帳のサイズの大きい方を選びまし…

章子さんと魔女さん

いつだったか、隣町での講演会で、マー君を膝に笑顔の章子さんのお話を聴きました。友人と一緒に辰口町の《雑木林のパンやさん》をお訪ねしたり、金沢の新しいお住まいへお伺いしたことも、偶然にお会いすることも何度となくあって、お話を伺う度に、いつも…

にんげんて…!

ブログを読んだ友人が紹介してくださったのは、石垣りんさんの《虹》。五冊目の詩集を作りたいと、亡くなる半年前から強く願っていたというりんさんの想いに応え、未刊詩350編の中から40編を選んで出版された『レモンとねずみ』(童話館/2008年)の中の一編…

『おこりじぞう』の涙

104歳で亡くなられたまどみちおさんの『百歳日記』(NHK出版)に《虹》のエッセイがあります。 虹の色彩が大好きなまどさん、病室の窓からは大きな虹は見えないけれど、自分のまつげのところにいつも虹があるとおっしゃる。涙が出さえすれば、まつげのところ…

虹の贈りもの

今日は小雨の日でした。 4時頃、リクエストの絵本を受け取りに図書館へ行きました。駐車場で、ふと空を見ると、、、東の方の空にみごとな虹がかかっています。空いっぱいに、大きな半円の美しい虹!久しぶりの虹です。気象条件がそろったから…虹!なのですが…

鶴彬の川柳

朝刊の社説の見出しは「鶴彬獄死の末にある戦い」でした。「鶴彬(つるあきら)」は、隣町かほく市高松町生まれ。 〈屍のゐないニュース映画で勇ましい〉〈万歳とあげていった行った手を大陸へおいて来た〉〈手と足をもいだ丸太にしてかへし〉 戦争批判、社…

宮沢賢治の読書会~美しい序文~

読書会では『宮沢賢治全集5~8巻』(ちくま文庫)の童話を読んでいます。どなたが参加されてもいいように、図書館では各巻10冊用意してあります。 教科書に登場するよく知られた童話以外にたくさんの童話があります。こどもだったあなた、今もこどもの心を持…

「エレキの楊」&「茨海狐小学校」

読書会「宮沢賢治を読むつどい」は7人の参加でした。いつものように「星めぐりのうた」を歌って、『注文の多い料理店』の序文を読んで、いつものように一頁ずつ順に朗読しました。 『鳥をとるやなぎ』は、ムクドリの群れが一ぺんに飛び立って、波のように揺…

図書館から『ダンとアン』

津幡の図書館で、『ダンとアン』(ウィルソン・ロールズー=著/和田穹男=訳)を検索すると、ただ今、貸出し中!・・・借りているのは・・・私です。こんな紹介文がついています。 「少年と犬は駆ける。月明かりの野を、凍りついた川面を。 彼らが追ったの…

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。