10月22日、なにげなく見ていたNHKニュース―ンの
西川美和監督のインタビュー番組で
画面に映しだされたのは
佐木隆三さんの『身分帳』
―ものごころを覚えた昭和二十年末、母親と離別した。
終戦直後の社会混乱の中で、母親が本人を孤児院に預けて
音信を発ったのである(中略)
天涯孤独の身の上になった。―
数年前、ブロ友さんの記事で知って
相互貸借で読んで印象に残った一冊でした。
西川さんは主人公の幼少期について書かれた
この僅かな数行に着目して
戦争孤児をテーマにした映画
「わたしの知らない子どもたち」が
生まれたそうです。
前作の「すばらしき世界」で
主人公の幼少期、少年時代を描いて
あげられなかった心残りがあった…
犯罪や暴力に巻き込まれていた人たちは
ルーツはどこなのか。
戦後、誰も面倒を見ず
誰も手を差し伸べなかった子どもたちが
原形ではないか。
今も各地で戦争が起きている。
戦争を体験していない世代だけど
そういう世界はよくないと
言い続けないといけない。
作品に残さないと
まるでなかったかのように
私たちは忘れてしまう。
と、原案も、脚本も、監督も西川さん。
全国に12万人あまり(1948年の厚生省調査)という戦争孤児に
日本政府、日本社会は冷淡だった。
「浮浪児狩り」「浄化作戦」の取り締まりの対象でした。
戦後の混乱の中で、
必死に生き抜こうとする孤児たちは
健気で、明るく、たくましい。
リアルな映像も、音楽も、美しい。
***
一方で、こんな大人や子どもたちがいたこと思い出しました。
品川博著『光の中を歩む子ら』と
『鐘の鳴る丘 「少年の家」20年の記録』より
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2021/10/30/130405
(明日は選挙に行こう)
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2021/11/02/191131
(光の中を歩む子ら)
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映画を観たのは10月30日の午前中。
もう三日も経ってしまいました。
実は、その日の午後、金沢へ出たついでに
もうひとつ行きたいところがありました。
「金沢舞踏館50周年記念展示」(~11月1日/金沢21美市民ギャラリー)
吉多三菜さんとのご縁です。
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2023/10/06/121716
企画展「草木染・手織り 河合和子 紬のショール展」
(次のブログで、このことを)