小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

「平和の俳句」と「原爆の日」のこと

八月に入ってから、私が真っ先に読むのは
「中日新聞」題字横の《平和の俳句》です。
選者は、いとうせいこうさん、夏井いつきさん。

読むだけではもったいなくて
毎日、選評とともにノートに書き写すことにしています。

***

8.1(土)あの戦争では通じない夏が来る  鈴木征夫(81)埼玉県  

…「湾岸戦争ですか」と問い返してきた青年。
過ぎ行く時間の無常と無情に打ちのめされつつ
それでも語り継がねば。(夏井)

8.6(木)人類は絶滅危惧種ぞ原爆忌    鈴木年春(75)愛知県

…言われてみればまったくその通り。
人類が絶滅するだけの核爆弾は
何十年も地球にあり続ける。愚かなことだ。(いとう)

8.9(日)祖母は被爆者献体一号長崎忌   木俵奈美(64)高知市

…「父や義兄が長崎大学出身の医師であった縁」と。
献体=解剖の事実に慄く20代の孫の心情は
如何ばかりだったか。(夏井)

 

今日は高校生の句でした。
8.10(月)戦争や人でなくなり武器となる  野沢侑衣斗(16)愛知県

…高校生が私たち大人に呼びかけている。
彼らを武器にしてしまわないために、
我々大人がいる。(いとう)


東京新聞web記事に詳細がありました。

平和の俳句2026
https://www.tokyo-np.co.jp/heiwanohaiku


*** ***


(7月には、図書館の30周年記念企画の
心に残るイベントがあったが、別記事で書く予定)


☆8月9日の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」を見ました。
鈴木史朗長崎市長は「平和宣言」で、核兵器は「絶対悪」、人類と核兵器は決して共存できないと「地球市民の皆さん」「すべての国の指導者の皆さん」に呼びかけ、唯一の戦争被爆国としてなすべきことを「日本政府」に強く迫った。

「平和への誓い」は被爆者代表の本村チヨ子さん(87歳)。
「平和とは命を守ること」「対話を通して分かり合える」と訴えた。

長崎は、高校の修学旅行で訪れた地。
大きな平和祈念像の前で全員で記念写真を撮ったことを思い出します。

祈念像の天を指す右手は「原爆の脅威」
水平に伸ばした左手は「平和」
軽く閉じた目は「戦争犠牲者の冥福祈願」

あの頃の私は…
「平和」のありがたさについて
全くと言っていいほど意識していなかった…


☆8月6日の「原爆の日」には
「広島平和記念式典」を見てからシネモンドへ直行して
『はだしのゲンはまだ怒っている』を観ました。
前日のNHK「かがのと」で紹介されたドキュメンタリー映画です。

ゲンの怒りの原点は「戦争と原爆」

『はだしのゲン』はわたしの遺書。
わたしが伝えたいことは、すべてあの中にこめたと
作者の中沢啓治さんが言っていらっしゃったが


「“戦後80年”を迎えたいまもウクライナや中東では戦火が続き、核の脅威は決して過去のものではありません。映画は不朽の反戦漫画の誕生から現在を見つめ、私たちが生きているこの世界に溢れる、怒りや悲しみ、そして優しさを映し出していきます。」(パンフより)


『はだしのゲン』は25ヵ国で翻訳出版され、2024年には漫画のアカデミー賞とも呼ばれるアメリカの「アイズナー賞」を受賞。手塚治虫さん、宮崎駿さんらに続き、殿堂入りを果たしました。

そのいっぽうで、ゲンのふるさと広島では、平和教材からゲンが消えて、大きな問題となりました。

・・・

夫がアッシー君となって
こころよくつきあってくれたこともあって
「原爆の日」は、これまで以上に私の心に刻まれました。

これまでの「はだしのゲン」関連ブログです。

https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2001/06/16/000000
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2023/02/18/164328
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2023/08/23/025258
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2023/08/26/021642

金沢の「NPO法人はだしのゲンをひろめる会」で
https://hadashinogen.jp/action/meltuse-ji-2.html
「のまりん」の紙芝居は『はだしのゲン』!!


☆~メモ状態の番組たち(備忘録)~

・こころの時代「よろみ村日誌」
・こころの時代「わからなさのなかで」最首悟の思想
・こころの時代「川とひとをみつめて」ある河川工学者の半生/大熊孝

・BSドキュ「名もなき反逆者」
・NHKスぺ「激論・安保政策大転換 緊迫世界情勢で日本は」
・NHKスぺ「世界遺産・原爆ドーム登録30年・知られざる日米交渉の舞台裏」
・Dearにっぽん「被爆樹木を生きる」

記者さんに♡エール

会ったことがないけれど
気になっている記者さんがいます。
小さな図書館誕生の一年後に生まれた
若い記者さんです。

2021年~2024年、中日新聞七尾市局記者の大野沙羅さん。
沙羅さんの、正確で、かつ人間味のある、わかりやすい記事に
心惹かれて、いつしかファンになっていました。

(myブログの中で「大野沙羅」さんを検索すると2件ヒット)
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2024/03/04/192720
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2021/09/22/182110


能登半島地震を身をもって体験して
能登から渾身の記事を書き続けたけれど
その後、沙羅さんの署名記事を見ることがなくなって
七尾にはいらっしゃらないと知りました。


久々に沙羅さんの名前を目にしたのは
名古屋市西区の主婦殺害事件の取材記事でした。


事件から26年たって、容疑者が逮捕された、
しかも、被害者の夫の同級生で、同じ部活員という
不可解で悲惨な大きな事件です。


そして、沙羅さんはいま熊本へ。
地震の取材記事が続いています。

(8/2)世話好きの義母が…仕事熱心な弟が…
(8/3)揺れに敗けず元気な産声…
(8/4)進まぬ片付け近づく限界…

沙羅さんならきっと、能登の体験を生かして
人権を尊重しながら、寄り添いながら、丹念に聴き取って
被災地へのエールとなる記事を発信されると期待しています。

***

【動画&卒論】(今日ぐうぜん見つけました)

☆2025年11月12日の高羽悟さんのインタビュー動画
(聞き手:伊勢村優樹、大野沙羅)
1時間45分(ノーカット)の貴重な動画でした。

☆沙羅さんの富山大学人文学部令和元年度卒業論文 
「買物弱者問題に挑むソーシャルビジネス」 
「移動スーパーとくし丸」のエスノグラフィー

95ページに及ぶ卒論です。沙羅さんの原点を感じました。 

「福応会」石川支部総会にて 

昨日は、福井大学教育学部の同窓会「福応会」の
「石川支部創立75周年記念総会」へ。

新支部長の坂井祐一さん夫妻が大学のテニス部だったことや
熱心な声かけをもいただいて、4年前から出席しています。

以前のお泊り総会が
ランチ会親睦の形になって出席しやすいことに加え

同窓生の加藤和夫さん(金沢大学名誉教授)の方言のお話や
宍倉玉日さん(泉鏡花記念館学芸員)の鏡花の世界など
総会後の講演会企画も魅力的でした。

 

今年の講師は、NHK金沢放送局で
「かがのと」の「そらなび」を担当して14年目の
気象キャスター・池津勝教さん。

実は3年前、池津さんのことをブログに書いたことがあります。
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2023/06/18/113612
気になっていたあの右足のこと、そっと尋ねてみようかしらん。


好奇心はいっぱいだけど、この暑さ!
会場までの電車、バスの行き帰りを思うと
さすがに二の足を踏みました。
が、なんとなんと!テニスつながりの夫が
送り迎えしようと自ら申し出てくれました。

***

演題は「知って得する池津流の気象情報と防災~その舞台裏~」

池津さんは、気象予報士、防災士、気象防災アドバイザー、
流域地域アドバイザーの肩書です。

雷などの災害対策、天気予報の見方や白山と台風の関係、
「そらなび」で意識されている6つの視点
(動植物を愛し言葉を交わす…)などのお話に興味津々。

「悪い天気などない、様々な種類の良い天気があるだけ」の言葉にも納得。
(もちろん、あの「右足」の謎もとけました)


***

お食事をいただきながら、会員のFさんが奏でるチェロの「夏の思い出」に耳を澄ませました。

「方言」ってだいじですよねぇと、お隣の席の加藤さんとも話が弾みました。小さな図書館発行の『岩井文庫目録』(1999年)寄贈のご縁です。佐藤先生、青木先生、坂本先生、、、国語科の懐かしい教官のお名前も共有。方言と関わることになったキッカケをうかがったり、秋の高校の同窓会のお誘いをいただいたり、、、


***


帰宅してひと休みしてから
夫につきあって1時間テニスをしてから

あ、美しい夕陽!

ふたり息をのみました。
真っ赤な、それはそれは大きな夕陽!

 

今津さんによれば、
今、夕焼けが最も美しいそうです。
ぜひ空を見上げて~と。

熊本地震の日

北欧に戻った娘からは
13℃の涼しさを送りたいよとメールが届き

酷暑の高知の息子からは
「ちょっとだけ涼しい風を送るわ」と
田んぼから立上がったアイガモが羽をパタパタする動画。
テニスのあとの疲労回復に効きそうな
馬路村の蜂蜜入り「ごっくん」飲料も届く。


そろそろブログ開始!とパソコンに向かうと、どうしたことか、パソコンの動きがやたら重くて鈍くて、何度も出鼻をくじかれ、更に私の老化現象が加わって日一日と延び延びになりました。

 

今日こそはと思った28日
震度7の熊本地震!

夕方のその時間、こちらでは、
突然の激しい雷雨で、
家の前の用水は既にぎりぎり状態。
レベル3の大雨警報がでて
そのまま30分も降り続いていたら危ないところでした。

 


能登地震や床下浸水を経験して
自然災害の怖さが身に沁みていて
深夜まで、テレビに釘付けになりました。

ブログで爽風さんがご無事と知り安堵しましたが
猛暑のなか、被災地の惨状に胸が痛みます。
地震がこのままおさまってくれますように。

***

28日の中日新聞朝刊《発言》欄に、井上幸子さん(金沢/85歳)の投稿がありました。

「5月25日、金沢の真宗大谷派金沢別院真宗会館で七尾市の書法研究「映心会」主催の書作展を見に行きました。能登半島地震で倒壊した願正寺の住職三藤観映(みつふじかんえい)さんの特別展示解説も聞けました。能登の皆さんの力になりたいと頑張っている姿を見て感動しました…」

5月のその日は書作展の最終日で、午後、私も出かけました。
同じ時間を共有したかもしれない井上さんに、ふっと親しみをおぼえます。

 

夫も誘ってよかったなと思います。
「日本近代文人の書と画」(前田斉泰、室尾犀星、棟方志功、西田幾多郎、尾崎紅葉、横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂、上村松園、中村不折、橋本関雪、富田渓仙、大石順教尼)、三藤さんのユーモアまじえた解説に引き込まれました。

 

三藤さんが左手で書きあげた大きな作品も見応えがあり、書も文も心に響きました。

【…2年前、脳卒中で右半身不随になり、右手のかわりに左手で―と何千枚も稽古して「左利きの書家」になりました。そして元旦またもや試練です。…今、硯を右に置きます。揮毫するのは東日本大震災の復興を願い福島県の酒造が毎年醸造する日本海「絆舞」。この冬渾身の書が限定ラベルになります。…能登には大病にも大地震にも屈しない「両利きの書家」がいます。「口にくわえてでも書く。伝えるんや」―。この志、被災地の記者として胸に抱き続けます。 前口憲幸著『能登半島記(未完)』より】(抜粋)


会員のみなさんの作品もゆっくり拝見して
美味しいお茶とお菓子までいただきました。

もう二ヵ月も前になりますが。

 

新聞を読みに図書館へ

女性政治家ならば誰をも応援したいと
男女共同参画の社会に向けて尽力された先達が
おっしゃっていたと聞いたことがある。

しかし、今の私には、
女性でさえあれば誰でもいいとは思えない。

笑顔で媚びて、
威勢のいい言葉で圧倒的支持を得て
国のトップの座にいる人が

実は、
男女平等の精神どころか、
男尊女卑、女性排除、の先鋒だった
とようやく知って、

投じた一票を悔やんでいるひとたちも
多いのではなかろうか。

この国はどうなっていくのか
国会質疑を見ながら、ため息をつく。

 

・皇室典範 初の改正
    養子子孫に継承権
  男系維持 政権意向反映

・国旗損壊罪法成立  
  表現の自由侵害恐れ

・再審見直し 法成立
  改正刑訴法  検察抗告 原則禁止


北陸中日新聞(18日/土)の第一面の三つの大見出しに
休みボケでぼ~っとしていた私も
胸がしめつけられ、いたたまれない気持ちになった。

なぜ今、国旗損壊罪が必要なのか。
改正刑事訴訟法にいたっては、
「もう少しまともな法改正になると思っていた。がっかり」と、長年、無実の弟を支援し続け、権力と闘い続けた姉・袴田ひで子さんが失望。当事者の言葉ほど重いものはない。江川紹子さんは「報道や学問の自由を損なう危険性が高く、冤罪被害者の救済にとっても障害となり得る」と懸念する。


町内のファミマ、セブンイレブン、ローソンのいずれのコンビニからも
毎日新聞も、朝日新聞も姿を消しているので
翌日の夕方、図書館で全国紙各紙に目を通すことができた。
(県内の最大シェアを誇る地元紙のみが「皇室典範」改正に大賛成)


おや、むこうのソファに、スウさんとまあさん!
同時に気づいて手を振った。
このあと、金沢駅のアクションに出かけるという。すごいな。
リンクしている《紅茶なきもち》ブログに、その詳細あり。

7/19 駅前緊急アクション・・・初めてコールしたんだって
7/18 てんぱんかいあく・・・副総理の姪たちも養親に?
7/15 紅茶上映会「ダニーさんの気づき」・・・DVD貸出し
7/12 津幡図書館30周年記念の賢治の世界・・・(まだ私は書けてない)
7/11 ふだん着の言葉で憲法を・・・コープいしかわ出前(毎日新聞に記事)


***

『通販生活』(盛夏の特別編集号)が届いた。

表紙には久しぶりの落合恵子さん。
20年前、「いまの世の中、異議あり!のことが多すぎる」
と憤慨していた落合さんのいまの「異議あり!」は?

ひと足はやい夏休み

一ヵ月ぶりにパソコンを開きました。

お休みするかもしれないと予めひと言…と思いつつ
忙しさに紛れて機を逃してしまいました。
余計なご心配をおかけしたやもしれず
申しわけなく思っています。


今年も北欧からやってきた娘たちと
ひと足はやい夏休みを過ごしました。
猛暑の前に日本を発ち
無事に帰国してほっとしています。


恒例の家族旅行は今年は高知(三回目)でした。
金沢~大阪~高知~松山~道後温泉~金沢と
張りきって企画した夫でしたが、あえなく風邪でダウン。
高知のホテルでは終日、
おとなしく横になっていました。

 

その風邪がなかなかの曲者で
私もしっかりもらいました。


***

もう日が経ちましたが
5月末に義母が100歳で旅立ちました。
家族葬で見送りました。

四人の兄妹弟のうち真ん中の二人は既に世を去り
福井に住む義弟が万事とりはからってくれ
三日前の暑い中、義弟夫婦と私たち夫婦で
49日法要、納骨をおこないました。

苦労の多い人生だったと聞きますが
四人の子を育てあげてからは
編み物、洋裁、革細工、パッチワーク、水泳も
積極的に楽しんでいた義母…
手づくり作品が我が家にもたくさんあります。

めぐりあいに…乾杯~

あのこと、このこと、書こうと思っていることがたまっています。
が、まずは

「人生は小説よりも・・・」
「人生、いいことがある・・・」

と、しみじみ感動したことを。


それは
有屋さん62歳のお誕生日ブログで
素敵なご結婚の報告でした。

互いに結婚2回目というARI・KUMAさん、
はてなブログが縁結びになるとは!
ほんとうにこんな奇跡が生まれるんですねぇ。


有屋さんが発信している
極上のシンプルライフスタイルがいいし


誰かのブログで…
笑顔をもらったり、教えられたり、
癒されたり、励まされたり、
勇気をもらったり…

そうして「今のわたし」がいるという
くまこさんの言葉にも共鳴する。


人と人が、心と心が、寄り添い、
こうして繋がりあっていくのは、愉しい、嬉しい。


今夜は、幸せワインで乾杯しよう!!


・☆・☆・☆・

私の場合は『ひと言・人・こと』を再現することが第一の目標。

探しても探してもみつからず、ほぼ諦めかけていた小さな図書館の『ひと言・人・こと』のデータ(旧図書館(1996年~2005年)の2001年3月31日から2005年4月30日まで、図書館HPから発信していた日々の報告)が、6年前のコロナの春、ひょっこり姿を現して、サポーターさんが親身になって、データを復元してくださった。が、スマホの時代、その形式では読みづらいよと選んでくださった「はてなブログ」で『小さな図書館のものがたり』として更新中(現在、2004年6月6日まで)

この歳になっても新たな出逢いをいただくことに感謝するばかりです。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。