小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

だいじなことは…

昨夜は中秋の名月十五夜の満月でしたねぇ。
中日新聞朝刊第1面、、、尾山神社の上に、
くっきり浮かぶお月さまの神秘的写真にくぎ付けになり、、、

商業地の地価下落、総裁選、アベノミクス検証、
辺野古の土砂使用計画反対、、、

* * *
28面には《風紋》。
記者さんたちがかわるがわる書いている
360文字ほどの好企画のコラムです。

今日のタイトルは「美術館」

「…訪れた人は触らない、話さないが基本の美術館。
受け入れるしかないが、準備にかかった労力や時間、
お金を考えると感染対策しながら工夫してできないものかと
いつも思う。…」

県内ではまん延防止等重点措置が適用されるなか、
美術館の休館についての大野沙羅記者の意見に、
わが意を得たり!の感でした。

* * *
五日前、9月17日の朝刊にも大野記者の記事がありました。

石川県七尾美術館の企画展
《黄金期の浮世絵 歌麿とその時代展ー美人画と役者絵》が
一日も公開されずに終了、日の目を見ぬまま撤収することとなった
学芸員のやり切れない思いも伝わってくる記事でした。
しかし、他団体が主催する展示は、18日から順次、
館内の市民ギャラリーで開かれ、それに合わせ、
入り口で、期間限定で用意した公式図録やグッズを
延長販売するという。

市民ギャラリー開放はせめてもの朗報、だけど、
一方で、何かひっかかるものがありました。
見えないコロナウィルスが相手ですから、たしかに、
万全の感染防止対策のための措置が必要なのは重々承知。
でも、公が関わるものは一律に禁止、中止と閉ざすのは、
はたして最善策なのでしょうか。
大野記者の言うように、なにか工夫ができないものでしょうか。

* * *
町の図書館でも、各読書会は全て利用禁止、
テニスコートは予約してある団体以外は使用禁止。
ところが、回数券も購入済み、いつもふたりっきりで、
老後のテニスを楽しんでいらっしゃるご夫妻は、
個人なので、、、使用不可ですって。
広いコートでふたりでテニス、、、
これほど安全なスポーツはありません。

例外を認めないことが公正、公平ではなく、
ケースバイケースのきめ細やかな対応が不可欠だと
いろんなことで、つくづく思うのです。

公的施設はだれのもの?
だいじなのは、市民ファースト、
個人ひとり一人を尊重する考え。


・・・・・

ところで、

☆今日は土砂降りの雨の日でしたが、
夕方には、その雨も上がり、
東の空に鮮やかに、それはそれは美しい虹!
今まで見たことがないような大きな虹!
最初に見つけてくれたのは夫です。
近所の人にも声をかけて、
子どもたちも空を見上げました。

☆深夜、NHKBSプレミアムカフェ《60年目の恋文》の
再放映がありますよ。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。