小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

明日は選挙に行こう!

(その2)に続く(その3)を書こうとして、図書館書庫に眠る本を借りてきて読みなおしていると、昭和23年、著者が二人の少年を伴い、ある代議士の斡旋で、国務大臣に面接するくだりに目がとまった。 昭和33年発行、昭和42年に再版された一冊、《鐘の鳴る丘 …

点字で書いた日記(その二)

《わが恵みなんじに足れり》は、聖書の一節。ヘレンケラーの心境と通ずる「ことば」として大好きなこの言葉を、綾子さんは本の題字に選ばれたそうな。 平成10年1月10日の夜、最後まで読み終えてから、私の率直な感想を添えて、寄贈お礼の手紙を書きました。 …

点字で書いた日記(その一)

人知れず図書館の書庫に眠る本を紹介するのは、その本に関わった者の仕事であるような気がしていて、いつかその物語を紹介しなくてはと考えていました。 「文字は…光に」(7/20)「手さぐりの子育て日記」(10/11)が、その気持ちを後押ししてくれました。 …

いしかわ文化の日に

三年前から、10月の第3日曜日は『いしかわ文化の日』。その日は県内の美術館や博物館など、119の文化施設が入場無料の日ですって。今年は17日でした。 せっかくの機会~~~そうだ、石川に移転されてからまだ一度も見ていない国立工芸館へ行こう!開館一周年…

「100年のアトリエ」より

図書館の広々~したへやに六人、離ればなれの座席、みんなの声に耳を澄ませながら、図書館での久々の読書会「詩をたのしむ」。(先月、先々月はスウさんの紅茶で読書会)昨日も、心揺さぶるステキな詩たちに出逢いました。 まど・みちおさんの詩もありました…

手帳の色

ある方のブログに、来年用に見つけられたという素敵な手帳のことが書かれていた。一年間を共にするのですから、気に入ったものを選びたいですね。 * * *現在、私が使っている手帳は9㎝×17.5㎝。昨年の12月28日のブログに書いた図書館の年末のイベント《い…

ETV特集より~手さぐりの子育て日記

ETV特集はいつも関心をもって見ている番組です。 つい先日は、《遠藤周作 封印された原稿》だった。未発表の謎、父親との確執や、小説『沈黙』との繋がりも考察されていき、とても興味深かった。 * * *9月末に放映されたのは《のぞみ5歳~手さぐりの子育…

秋晴れの日

総裁選一色のマスコミ報道にうんざりし、「赤木ファイル」に黙し、学術会議会員の任命拒否を追認する政権に危機感を強く感じていた時、真鍋淑郎さんの「気候物理学」分野でのノーベル賞受賞は朗報だった。その原動力は「好奇心」、アメリカ国籍をとられた理…

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。