2020-01-01から1年間の記事一覧
昨日は《打ち納め親睦テニス》の日。次の試合までの40分を利用して、12:30頃、図書館に駆け込みました。図書館の今年度の最終貸出日でした。小さな図書館の時から続いている《いいものグッズプレゼント》で、2冊残っていた手帳のサイズの大きい方を選びまし…
いつだったか、隣町での講演会で、マー君を膝に笑顔の章子さんのお話を聴きました。友人と一緒に辰口町の《雑木林のパンやさん》をお訪ねしたり、金沢の新しいお住まいへお伺いしたことも、偶然にお会いすることも何度となくあって、お話を伺う度に、いつも…
ブログを読んだ友人が紹介してくださったのは、石垣りんさんの《虹》。五冊目の詩集を作りたいと、亡くなる半年前から強く願っていたというりんさんの想いに応え、未刊詩350編の中から40編を選んで出版された『レモンとねずみ』(童話館/2008年)の中の一編…
104歳で亡くなられたまどみちおさんの『百歳日記』(NHK出版)に《虹》のエッセイがあります。 虹の色彩が大好きなまどさん、病室の窓からは大きな虹は見えないけれど、自分のまつげのところにいつも虹があるとおっしゃる。涙が出さえすれば、まつげのところ…
今日は小雨の日でした。 4時頃、リクエストの絵本を受け取りに図書館へ行きました。駐車場で、ふと空を見ると、、、東の方の空にみごとな虹がかかっています。空いっぱいに、大きな半円の美しい虹!久しぶりの虹です。気象条件がそろったから…虹!なのですが…
朝刊の社説の見出しは「鶴彬獄死の末にある戦い」でした。「鶴彬(つるあきら)」は、隣町かほく市高松町生まれ。 〈屍のゐないニュース映画で勇ましい〉〈万歳とあげていった行った手を大陸へおいて来た〉〈手と足をもいだ丸太にしてかへし〉 戦争批判、社…
読書会では『宮沢賢治全集5~8巻』(ちくま文庫)の童話を読んでいます。どなたが参加されてもいいように、図書館では各巻10冊用意してあります。 教科書に登場するよく知られた童話以外にたくさんの童話があります。こどもだったあなた、今もこどもの心を持…
読書会「宮沢賢治を読むつどい」は7人の参加でした。いつものように「星めぐりのうた」を歌って、『注文の多い料理店』の序文を読んで、いつものように一頁ずつ順に朗読しました。 『鳥をとるやなぎ』は、ムクドリの群れが一ぺんに飛び立って、波のように揺…
津幡の図書館で、『ダンとアン』(ウィルソン・ロールズー=著/和田穹男=訳)を検索すると、ただ今、貸出し中!・・・借りているのは・・・私です。こんな紹介文がついています。 「少年と犬は駆ける。月明かりの野を、凍りついた川面を。 彼らが追ったの…
総面積357㎡、図書館と呼ぶにはあまりに小さな図書館だった。 開架書架室(118.9)+児童のへや(19.5)+郷土資料室(18.6) +書庫(15.3)+事務・作業室(75.5)+男子更衣室(8.1) +女子更衣室(11.4)+湯沸室(11.4)+風除室(7.5) +その他(70.…
《まちの図書館が消える》!!中日新聞の社説見出しに衝撃を受けた。 「…失って初めて、そこにあることの大切さに気付く。…」愛知県常滑市立図書館が老朽化し、来年には解体されることになるが、「競艇収入に頼って次々と作ったハコモノが改修期を迎え…財政…
昨日は27℃という季節外れの夏日だった。前日の新聞記事「秋色染まる並木道」のメタセコイアの光景に魅せられて、夫は今しかないよ、見に行こうとしきりに誘う。金沢市太陽が丘の並木道は1.5㎞も続いているという。 車の中でかけたラジオ、聞くともなしに聞い…
「肥後もっこす」「津軽じょっぱり」「土佐いごっそう」は、日本三大頑固者で知られている。 では、「すったくもん」は? 福岡県の大先輩のブログで、それは「怠け者」のことだと知った。「すったく」の語源はいったいなんだろうか?熊本県では「働き者」の…
「白山と兵庫の昆虫館”飼育バトル”」「チョウ羽化時間ぴったり調整を」の新聞の見出しに思わず眼を留めた。記事によれば、 二つの昆虫館が、オオゴマダラのさなぎを保管する温度や湿度を微調整して 成長する速度を調整し、前日に羽化間近の5個を選び、制限時…
ドングリ拾いのハイキングにでも行きたくなるお天気に なりましたね~と友人からメールをもらった朝、 「詩をたのしむ」読書会で、スウさんから手渡された『いのみら通信』。さあ、ゆっくり読もうっと~、バッグから取り出してふっと目についた文。 ……友人た…
お怪我の具合はどうですか?大丈夫ですか?このブログに転倒したことを書いてしまったので、お見舞いのメールやお電話をいただきました。膝や額や目の周りの傷も治ってきて、テニスも始めています。心配してくださって本当にありがとうございます。 録画して…
「手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が」 なんと切ない歌でしょう。2010年8月12日、64歳の若さで生涯を閉じた女性歌人、現代短歌を代表する河野裕子さんが最期に残した歌でした。 この二週間、眠りにつく前に少しずつ読み進めた本…
『言海』(ちくま学芸文庫)は福井県立図書館から、『言葉の海へ』は県立図書館、相互貸借本として届いた本である。友人から紹介された『あなた 河野裕子歌集』(永田和宏・永田淳・永田紅/岩波書店)、絵本『ありがたいこってす』(マーゴット・ツェマック…
長田弘さんの詩がきっかけで、図書館にリクエストしたのは高田宏さんの『言葉の海へ』(岩波書店)、そして『言海』(大槻文彦/筑摩書房)。 50音順という近代的な国語辞典の第一号!は、厚さ5㎝の文庫版辞書である。字がかなり細かいので拡大鏡の助けが必…
NHKプロフェッショナル~当たり前が当たり前であるために~に登場した 大森透さんの仕事に向き合う姿勢は感動的!まさにプロフェッショナルだった。
著者を囲む集い「出会いの夕べ」には、町ゆかりの方、県内在住の方を中心に9年間で32名の方をお迎えした。 記念講演会という大きな講演会ではなくて、気軽でささやかな出会い、他の図書館からは、年間4回ものイベントの予算額についてよく質問を受けた。図書…
NHK日曜美術館「いのちのグリグリを描く」は絵本作家・田島征三さんの日々。 「ぼくのほめられていいところは、へたなまま、じょうずじゃないまま、あか抜けないまま、60年近くやっていること。我ながらスゴイですよね。」 新型コロナの影響で、予定されてい…
一昨日の「詩を楽しむ」読書会では、『光の海』のあとで、長田弘さんの『誰も気づかなかった』(みすず書房 2020.5)に出逢いました。 … 微笑みがあった。 それが微笑みだと、 はじめ、誰も気づかなかった。 微笑みは苦しんでいたからである。 苦しみがあっ…
図書館での読書会は、相変わらず広~い、広すぎる「視聴覚ホール」です。読書会ができるだけでもラッキーなのでしょうが、声が聞き取りにくくて、参加をためらう方もいらっしゃいます。 もう少し、ほどよい部屋が配慮してもらえたらいいのにねという声もある…
友人から届くメールや電話の声は嬉しいもの。しかし、はがきにしろ、手紙にしろ、自筆のたよりはまた格別の感がある。 「楽しみなブログありがとうございます。」と、久しぶりにYさんからお手紙をいただいた。 図書館の「センス・オブ・ワンダー」作品の前…
昨夜は美しい中秋の名月、そして、きょうは秋晴れの爽やかな一日。医王山へ登った日も、今日のような気持ちの良い日でした。 先月の「古典をたのしむ」読書会に、大きなザックとストックを持参された武田先生。はて?…読書会の最後にその説明があって、よう…
米誌タイムの「世界で最も影響力のある100人」の中に、日本からは大坂なおみ選手と伊藤詩織さん、二人の勇気ある女性が選ばれた。 先日の北陸中日新聞連載の「わがまちの偉人」は、8年前、102歳で亡くなられた梶井幸代先生だった。先生がご存命なら、この女…
「マルモイ」を観て思い出す。。。 ☆昨年、ETV「こころの時代」で一人の朝鮮の詩人を知った。 その名は尹東柱(ユン・ドンジュ)、日本名は平沼東柱。 1942年、父の勧めで日本留学。翌年、同志社大学在学中に治安維持法違反容疑で 特高により検挙され、福岡…
コロナ自粛で外出をひかえていた折、かつおきんや先生の本を読むと知って、6月28日、「金沢子どもの本研究会」に参加した。9月11日はそれ以来の金沢だった。ソーシャルディスタンスを充分に、と緊張して出かけたけれど、電車、バス、映画館内も、ガラガラの…
スーパースターの言動は、はかり知れない影響力をもつ。全米オープンでのマスクメッセージは、だいじなことに気づく機会となって、多くの人の心を揺さぶった。プレッシャーをエネルギーに変え、自らつかんだチャンピオンの座。沈黙しているわけにはいかない…