小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』①~⑪読了

リクエストの本を受け取りに図書館へ。2月27日のブログ《戦争は悲劇です》で紹介した穴水図書館蔵の『ペリリュー』(武田一義/白泉社)最後の、9、10、11巻です。 副タイトルは《楽園のゲルニカ》原案協力は平塚柾緒さん(太平洋戦争研究会)30冊近くに上る…

『 For Sama 』

爆撃でことごとく破壊される街ロシア軍の戦闘機の爆音自由を求め、抵抗する人たち血まみれの負傷者、死者が次々に病院に運び込まれるその病院までもが、標的にされていく。 これは2012年4月~2016年12月のシリアの都市アレッポの映像。 NHK「ドキュランドに…

CDを聴きながら

最近まで元気そう、だったテニス仲間のMさんが59歳という若さで旅立ちました。大好きなテニスを楽しみながらの四年間の闘病でした。 テニスの練習の合間に、ふっとコートから姿を消してタケノコやら、ワラビやら、タラの芽やら、一抱えして戻ってきて、私た…

いま生きているということ

明日はゴミ収集日。小さなゴミ袋を出しに行ってふっと星を見上げていたら、谷川俊太郎さんの『生きる』があふれてきて、胸いっぱいになった。 この詩に出会ったのは20年前の第30回「出会いの夕べ」。 福井県三方町図書館の車いす司書さんの河原正実さんが語…

戦火の中で配信を続ける人たち

日常生活の中で突然起きたクーデター。ミャンマーの激変について知ったのは、《太田光のつぶやき英語》で見た一本の動画だった。 2月1日の朝、首都ネピドーの空き道路で、いつもどおりにエアロビクスに熱中している女性。その背景にとらえられたのは…広い道…

自由を守るために…ボグダンさんの言葉

ロシアのウクライナ侵攻を受け、中立国のスイスに続き、北欧二ヵ国が相次いでロシア制裁に参加を決断した。世界一幸福な国、フィンランドは娘たちが暮らしているところ。今、フィンエアーも飛べなくなった。恐れていたことが、やはり現実になってきた。 * …

人とくらしたワニのおはなし

「雪すかしに明け暮れた2月でしたが、今日は暖かくなりそうですね。スペインに住む友人のYさんから紹介された本です。」 とっておきの情報を教えてくれたのはモモリンさん。 『人とくらしたワニ カイマンのクロ』(福音館書店/2022.2.10) Yさんの友人、マリ…

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。