小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

自由を守るために…ボグダンさんの言葉

ロシアのウクライナ侵攻を受け、中立国のスイスに続き、
北欧二ヵ国が相次いでロシア制裁に参加を決断した。
世界一幸福な国、フィンランド
娘たちが暮らしているところ。
今、フィンエアーも飛べなくなった。
恐れていたことが、やはり現実になってきた。

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キエフの現地情報を発信し続けている男性がいる。
4歳から15歳まで日本に住んでいたという
パルホメンコ・ボグダンさん、35歳。

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ゼレンスキー大統領が頑張っているから、
彼がいるから自分たちも勇気をもらって頑張れる。

ウクライナは豊かな土地に恵まれていて、
常に攻められてきたが攻めたことはない。
この土地が奪われたなら、
その隣の土地で畑を耕すような人々。

しかし、自由を奪われるのは何よりつらい。
団結して闘い、死んだほうがいい。

ウクライナは世界のために戦っている。
NATOも、国連も、アメリカも、何もしてくれない。

今、二つのシナリオがある。
それは、ロシアは10日間の予算しかない。
5日過ぎた。あと5日持ちこたえればなんとかなる。
もう一つは、ロシア国民が本当のことを知り、
ロシアの中で大規模なデモが起きること。

8年間、ウクライナは戦ってきた。
ヨーロッパにも期待していない。
だれも信じてくれなかった。
日本人も。
それは伝わっていなかったということ。
世界の人たちに何が嘘か、何が本当か見破る力を…

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たまたまつけた午後のテレビ番組。
日本語を駆使することで真実を伝え、
祖国の状況を多くの日本人にわかってもらいたい。
危険が迫る中でのリポートでした。

ボグダンさんの言葉はわかりやすく、力がありました。
よくぞここまで日本語を学んでくださいました。

多くの方に伝えたいけれど、
急いで書き留めた私のメモでは言葉が足りません。
YouTubeの再放映を望みます。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。