小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

2022「いしかわ文化の日」は図書館からスタート☆

一週間前、友人と一緒に新石川県立図書館を訪ねました。
その日はちょうど開館3ヵ月、
日曜日とあって、館内はかなり混雑していました。
これまでに35万人もの人が来館したそうです。

友人は初めて、私は二回目です。

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一回目は今月5日の水曜日。
オープン当初は混雑が予想されるのでと様子見の私に
そろそろ如何?と元県立図書館長の表さんご夫妻からお誘いです。

一般車は3時間の駐車制限があるそうで、
方向音痴の私が慣れない駐車場で迷わないようにとのご配慮で
車いす利用の表さんの車に同乗。

新図書館は延べ床面積二万二千㎡、手に取れる本は35万冊とか。
円形に本棚が広がる眼下の光景はまばゆいばかりに圧巻です。
エレベーターで二階、三階と移動しながら見学しました。
お二人は既に新図書館カードをお持ちなので、私も作りました。

平日のカフェは席に余裕があって、
コーヒータイムもゆっくりたのしめました。
久しぶりの再会、懐かしい思い出話、、、

すべて順調そうにみえますが、
実は、せっかくの日に、へまをしてしまいました。
カード申請のためのパソコン入力の際に
メガネをはずして、そのまま置き忘れてしまったのです。
すぐに気づいて探したけれど見つからない。。。

二階だったのか、三階だったのか、、、
あの机はあっちだったか、こっちだったか、、、

とうとうその日は見つからなかったメガネ。
諦め半分で、翌日、電話をかけてみると、
それらしきものが保管されているとのこと。
私以上に、表さんが喜んでくださいました。

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というわけで、
そのメガネを受け取るために、
再び、図書館へ行く必要があったのです。

その日、第三日曜日の16日は「いしかわ文化の日
昨年は、気ままに、自由に、ひとり歩きの文化の日でした。
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2021/10/20/100500

今年は金沢の細道まで熟知している心強いひろこさんと一緒。
お得な「金沢市内1日フリー乗車券」(600円)を手に
《県立図書館前行き》のバスを待ちました。

「まずは図書館ね、
それからどこへ行きましょう?」

と、リュックから取り出したのは数枚のイベントチラシ。
中でも「国際ガラス展・金沢2022」がとてもよかったので、
また見たいし見せたいし、とイチオシです。

とりわけ暑い日でした。
日陰を選んで歩いたり、走ってバスに飛び乗ったり

お昼は「小立庵」の手打ちそば、
中村記念美術館では、お抹茶と和菓子で小休憩、、、

ひとつ若いひろこさんが、休みましょうかと気遣います。
私の方がテニスで鍛えているはず、なのですが、
日頃からリュックを背に歩いている友はもっと逞しいのです。

 

金沢駅~県立図書館~天徳院~如来寺~石川県立伝統産業工芸館~兼六園~しいのき迎賓館~四高記念文化交流館の雄魂碑(第四高等学校漕艇部 琵琶湖遭難追悼記念)~金沢21世紀美術館~中村記念美術館~石川国際交流サロン

 

途中、金沢商業高校の”噂”の「金商デパート」盛況ぶりをちらり。
如来寺では千体ほどもあるという石仏、柔和なお顔のお地蔵さまが並んでいます。
21美の芝生では、不思議なラッパから若いカップルが呼びかけてきました。

あれ?舗道が一面、赤紫色の斑点・・・
その正体は民家の塀から垂れている果実です。

食べられるかな?
ダメダメ!

国際交流サロンへ向かう途中にであったのは
ヨウシュヤマゴボウでした。

お喋りしながら、あちこち回った「いしかわ文化の日」。
あれれ、靴のせいでしょうか、右足の薬指にマメができました。

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☆2005年3月10日、
小さな図書館でスウさんと一緒に初めて出会った私たち。
あれから17年です。

☆県立図書館の見学報告はあらためて。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。