『石仏カレンダー』をじっと眺めていて、
はっと気づいたことがある。
上段の版画絵ばかりに気をとられていたが、
下段の2ヵ月の1.3ミリほどの【1~31】も手彫りの黒数字。
休日は赤数字に黒の囲みの2色刷りで、なんとも味わい深い。
この12ヵ月の細やかな作業を、何年もの間、
コツコツと続けていらっしゃったのだと思い知った。
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《11月/12月》は、お地蔵さんと一輪挿しの椿。
「人は言葉をたよりに生きている
言葉は 人をはげましてくれる
心に残る 言葉は
人に手渡すことができる(暁治)」
* * *
谷内正遠さんは1956年生まれ、65歳の生涯だった。
ギャラリー「礫堂」へのお誘いを頂きながら、
そのうちに、、、と、機会を逸してしまったことが、
今更ながら悔やまれてならない。
・・・・・
今年のカレンダーの表紙には、
『人身受け難し いますでに受く
佛法聞き難し いますでに聞く」
昨年は、道に残る足あと、、、。
「よいことも わるいことも
すべて君が 生きている あかし」だった。