小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

版画家からのことば

『石仏カレンダー』をじっと眺めていて、
はっと気づいたことがある。

上段の版画絵ばかりに気をとられていたが、
下段の2ヵ月の1.3ミリほどの【1~31】も手彫りの黒数字。    
休日は赤数字に黒の囲みの2色刷りで、なんとも味わい深い。
この12ヵ月の細やかな作業を、何年もの間、
コツコツと続けていらっしゃったのだと思い知った。

*** 

《11月/12月》は、お地蔵さんと一輪挿しの椿。

「人は言葉をたよりに生きている
言葉は 人をはげましてくれる
心に残る 言葉は
人に手渡すことができる(暁治)」

* * *

谷内正遠さんは1956年生まれ、65歳の生涯だった。
ギャラリー「礫堂」へのお誘いを頂きながら、
そのうちに、、、と、機会を逸してしまったことが、
今更ながら悔やまれてならない。

・・・・・

今年のカレンダーの表紙には、
『人身受け難し いますでに受く
佛法聞き難し いますでに聞く」

昨年は、道に残る足あと、、、。
「よいことも わるいことも
すべて君が 生きている あかし」だった。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。