小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

木々に囲まれて、八木重吉にあう

3/30(日)☆午後、図書館へ立ち寄ってから(一応、日曜日は私の休日となっています)久しぶりに森林公園で木々に囲まれて読書タイム。

先日、押切存さんが寄贈してくださった八木重吉の詩集『こころよ いっておいで』関連で、『八木重吉に出会う本』を開く。二児の父なる重吉は29歳8ヶ月の短い生涯でした。

『草にすわる』~わたしの まちがいだった/わたしのまちがいだった/こうして 草にすわれば それがわかる
『太陽』~お前はしずんでゆく/何んにも心残りもみえぬ/何んの誇るところもみえぬ/ただ空をうつくしくみせている

ふと何かがツツッーと横切るのを感じて、目を凝らすと…キジ?ヤマドリ?オレンジがかった胸、黒い縞の長い尾…盛んに、木の幹や、根元、地面を啄ばみながらあちこちうろうろしていたが、車が通って、ツツッーと草叢に隠れてしまった。

折しも、夕陽が山の端にしずむ頃。贅沢なひとときを過ごしました。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。