小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

《魂の番》

ずいぶん前のこと、洗面鏡台の扉の調整をしていた若者が、
「チョウバンのネジが…」と言うのを耳にして、
「あれ?チョウツガイなのに…」と気になったことがあった。

でも、もともとは、「蝶番」(ちょうつがい)だが、
いつしか当て字の「丁番」(ちょうばん)が主流になったらしい
と、今は納得しています。

* * *

実は、『52ヘルツのクジラたち』には、
私のお気に入りの「番」(つがい)が登場するのです。

《魂の番》

なんと、哲学的な言葉でしょう。
心がぎゅっとわしづかみされて、
ドキドキしてしまいました。

ひとりぼっちは寂しくて、
《魂の番》に
いつか出逢えるかもしれないと
さがし求め、待ち続ける。

それは、異性とは限りません。
人間ではないこともありそうです。

* * *

テニスコートで本に出逢う。
こんな読書会もなかなかいい。

次はだぁれ?
~はぁい!

待ってましたと、Sさんが手を挙げた。

* * *

あ、言い忘れたけれど、、、
帯の裏にびっしり書かれているイントロに
Sさん、気がつくかな~

図書館員が悩みそうな困った帯、
図書館本ではどんな風に扱われているのかな?

細かいところがつい気になる…私のくせ…。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。