小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

風船唐綿は センス・オブ・ワンダーの世界

「風船唐綿」の名のとおり
ふうせんのような《フウセントウワタ


福井の「こっぽい屋」さんで見つけた不思議な花材。
薄みどりや黄色がかったのや、ほんのり赤みがあるのやら
秋の気配を漂わせた大小8つの風船の
なんとまあ、愛らしいこと!

 

玄関の花瓶に挿しておいたら
5日前、その一つに割れめができて
覗いてみたら、袋のなかに
小さな集団がひしめいている。

 

それから三日後、水曜日のことでした。
まったく予想していないことでした。

くす玉のように風船が割れて
まっ白いウエディングドレスのように
レースの裾がふんわり広がったみたいにして
優雅な幻想的な姿が現れていたのです。

ハリセンボンみたいな袋から飛びだした
小さな黒いタネをつけた長い綿毛は
そのうち弾けて広がって
タンポポみたいにふわりと舞い始めるのでしょう。


☆いっぱいの夢

☆たのしい生活

☆隠された才能


どれもぴったりの花言葉ですね~


~・~・~・~・~

⁂「こっぽい屋」は、今立郡池田町のアンテナショップ。福井のショッピングセンターベルの中にあります。池田弁で「ありがたいことですね~」の「こっぽいこっちゃの~」から名づけられたそうです。朝とりの新鮮な野菜や生花、お惣菜、お漬物、旬の産物が並んでいます。餡いり草餅の美味しさは格別で、すぐに売り切れます。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。