小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

オープニングセレモニーの思い出

何年も前に旧図書館の黄色い窓枠はすっかり塗り替えられ、また元のNTT営業所の姿に戻った建物が今もそのまま残っています。その前を通るたび、あれから24年も経つというのに、まるで映画のワンシーンのように小さな図書館の日々が蘇ります。

7月10日、今日は小さな図書館の開館記念日。

教育委員会の方からいただいた16枚のスナップ写真があります。矢田剛町長さん、川崎議長さんのお話を、整列して聴いている写真が数枚、新聞記者さんからインタビューされているのが2枚。そして、ビッグイベントの「くす玉割り」の連続写真。。。

図書館の入り口に下げられた色鮮やかな「くす玉」・・・「くす玉」からのびた4本の長いピンクの紐を手に、こちら側には町長さんと私、向こう側には議長さんと副議長さん。その後ろに、住の江幼稚園の小さな子たちが4~5人ずつ4つに分かれて連なって、1、2、3!みんなで紐を引っ張ると!!二つに割れたくす玉から、赤、青、黄色、緑の風船がふわふわ飛び出して、「祝 津幡町立図書館 開 館 記 念」の垂れ幕と一緒に、色とりどりの紙テープがゆらゆらたれ下がり、ひらひら紙吹雪も舞って、びっくりして大喜びしている子どもたち。道路をはさんでカメラを構えていたお母さんや商店街の人たちも思わず歓声をあげました。

そのあと、入り口の階段に並んで記念撮影です。
シャッターチャンス!の時に、急に風が吹いて紙テープが揺れて、議長さんがその陰になってしまうし、17人の可愛い4歳児さんたちは階段に座ってしまったり、後ろや横を向いたり、、、なかなか終わらない愉快な「オープニングセレモニー」でした。

夏休み前で、町長さんが出席可能、できれば覚えやすい日、の三つの要件に適った10日は、平日の水曜日でした。実を言えば、セレモニーなしで静かに開館もいいという考えを持っていたのでしたが、こうして夢いっぱいのスナップを眺めていると、松本生涯学習課長さんの言葉に従って正解だった~と思われるのです。あの時の子どもたちは28歳。どうしているかな、あの日のことを覚えているかな。


~~ Happy Anniversary ~~

☆おとぎの部屋への道しるべのように、また1歩、2歩、、と素敵な足あとを残されていますね。ただ、その足あとを辿っているだけの私だけど・・その度、心が穏やかになります。これからも、ワクワクしながら辿って行きま―す☆

今朝、Tさんからいただいたほっとメール!
こうして記念日をお祝いしていただけるのも…データが奇跡的に復元できたお陰です。

 

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。