小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

利用者第一号は?

藤井聡太棋聖誕生!を祝して、地元商店街の大喜びの「くす玉割り」の映像がニュースで流れて。。。

そう、24年前のあのオープンセレモニーもまさしくあの「くす玉」。

ほうきとちり取りを手に待機して、セレモニー終了と同時に、道路に舞い散った紙吹雪をせっせと片づけた~というスタッフの愉快な思い出話もあります。

あの日の記念の利用者第一号となったのは町長さん。
貸し出し用のビニールの図書館バッグに入れて貸出しました。
あとで、町長さんが借りた本について新聞記者さんから尋ねられて、さすが!司書さん。「個人情報なのでお答えできません。」ときっちり対応したとか。

その日の利用者426人、1,285冊。
翌日の木曜日には295人、648冊が貸し出されて、書架はガラガラ状態でした。
一冊一冊、表紙を見せてゆったり並べられるという利点もありましたが。

こうして、12,000冊でスタートした小さな図書館は、1年で17,000冊、次年度は24,000冊・・(当初の計画では約5年で満杯)9年間で63,000冊、収納の限界を超えました。

(現在の新館は、151,377冊の蔵書、13倍近くとなっています。)

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。