小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

美智子様のスピーチ&「小原流展」招待券

10/1(火)4年前にはビデオを通して感動的な基調講演・・・そして、「もしかしたら、私は私の中に今もすむ、小さな女の子に誘われてここに来たのかもしれません」…と、29日(日本時間30日未明)にはスイスのバーゼルでの国際児童図書評議会IBBY)創立50周年記念大会で、皇后さまは大会名誉総裁として英語で20分間のスピーチをなさいました。

その中に紹介された、IBBYの創設者イエラ・レップマンの著作『子どもの本は世界の架け橋』は、レップマンが73歳の時に執筆したもので、この8月に再版されたばかりです。第二次大戦直後のドイツで、レップマンは、各国に子供たちのために「精神の糧」となる本を送ってほしいと呼びかけました。「無条件で子どもを愛し」「人を魅了し」「不可能と見える壁をのりこえて」(松岡享子)いったレップマン…そして開館させた「ミュンヘン国際児童図書館」でのさまざまな試みの素敵さ…(津幡の小さな図書館と同じ「絵本の部屋」の存在!にも、密かに心躍らせてしまった)…54歳の一人の女性の願いと信念が、人々の心を動かし、繋いでいったのでした。

☆読書の秋&スポーツの秋&・・・そして芸術の秋、北田能子さんより「いけばな小原流展」招待券を20枚いただきました。ご希望の方にプレゼント!(11月1日~4日、会場は県立音楽堂)

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。