小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

会報「しらとり」&『広部英一詩集』

3/11(火)☆朝は真っ白の世界でしたが、3月の雪は陽射しの中でまもなく消え、暖かい一日となりました。今日は公立高校受験日です。

☆3月14日の卒業式を前に、津幡中学校育友会報「しらとり」が届きました。母親委員の山本初美さんが「図書の活性化を図る」という視点での1年間の取り組みについてまとめた一文も掲載されています。皆さんの真剣な思いが来年度から学校図書館司書の配置に結びつき、学校図書館ボランティアの活動も始動・・・一歩一歩の積み重ねです。

福井県の清水町立図書館の館長さんは詩人の広部英一さん。新しくできた福井県立図書館の郷土の文学者のコーナーには、大きな写真も飾ってあるのです。その広部さんから先日(実は以前にお願いしてあったので)現代詩文庫『広部英一詩集』をいただきました。

日野川」(懐かしい川…この川を渡って高校へ通いました)は、袋に入れた<チチハハの涙>を少しずつ流したりするらしい。「野菊」、「朝霧」、「月光」は…母を追慕し、「愛染」では<天の魂に名を付けることを始めたが 言葉が不足して間に合わないので 名をつけることは止めた>~<魂の声を盗み聞くなんてとても悪いことだと思いながらも わたしもまた魂の声をきいてみた>………静謐な美しい言葉の響きに心がとらえられます。

☆明日は「手話で話そう」2:30~、「地球人講座」7:30~どなたでも。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。