小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

石川県図書館大会のご報告&「私の一冊」は『センス・オブ・ワンダー』&磯田道史さんからエール!

11/21(金)☆「石川県図書館大会」で全国公共図書館協議会より、道勝美さん(根上町)が表彰を受けました。道さんは地域の図書館の育成になみなみならぬ情熱を注ぎ、また歌人として歌集『朱鳥』『流蛍』を発行されています。また、真柄読書推進賞表彰のお一人として、水野スウさん(「紅茶の時間」主宰、読書会「詩を楽しむ」代表)も受賞。

11:00~は「図書館と私」のテーマで『イギリスはおいしい』の著者・林望さんが記念講演。書誌学者としてロンドン大学ケンブリッジ大学で古書目録を編さんに携わった経緯を、「斯道文庫」の恩師・阿部隆一教授との出会いを軸に語りました。

午後は部会に分かれパネルディスカッション。私の場合は小さな図書館がいかに大きな〈人ネットワーク〉に支えられているかについて発表しました。20分の持ち時間にはとてもおさまりきれない活動報告です。図書館大会でのパネラーは2年目の97年に「新しい図書館サービスの展開」のテーマで、2度目は「図書館ボランティア」。そして今回、また図書館を紹介する光栄な機会をいただきました。人前に出るのも、話すのも、得意ではありませんが、図書館を育てたいという願いが支えです。毎回、伝えきれない思いが残ります。

 

☆お母さんが小学3年生の息子にすすめられたのはなんと『センス・オブ・ワンダー』。「写真がきれいでした。文章もあまりなかったのでぼくの好きなかんじでした。文章的に大すきでした。」とN君は「私の一冊」ひと言も書きました。

 

☆「武士の家計簿の磯田です…」と14日の研修会の講師・磯田道史さんからお葉書が届きました。東京への帰路、津幡の図書館報をご覧になられたとのこと。人口3万5千人、蔵書5万冊、貸出13万冊!町民参加型の図書館活動や多岐にわたるイベントにも驚かれ、今後も利用者本位の図書館を!とエールまでいただきました。

 

☆明晩7:30~第37回「出会いの夕べ」、ゲストは津幡町にお住まいの作家・川村久志さん。どなたでもどうぞ。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。