小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

武生(たけふ)にて

11/15(金)「出会いの夕べ」に来てくださったのがご縁で、福井県公共図書館問題研究会・ブックトークの会会長の河原正実さんからお招きいただいて、武生市立図書館分館らいぶ・はうす石石(らく)で開催の第127回ブックトーク勉強会へ。県内の図書館関係の方々が集まって地道に続けていらっしゃいます。「出会い」を育む中で、周りのさまざまなバリアをひとつひとつ取り除いていくことは図書館の大切なテーマ!という思いを強くしました。

残念ながら当の河原さんはご都合でお見えにならなかったのですが、「小さな町の不思議な図書館」のメッセージを伝える機会をいただきました。

☆武生の文化を考える会「武生ルネサンス」の中心的存在であるMさんは超一流の人。あらゆる面に造詣が深く、まさに白洲正子を彷彿させる。茶人たちが会した席で「岡倉天心」について語れる人。ふるさとを愛する武生の人たちと共に、路地探訪、町並み調査を進め、大正初期の建物をも再生させているそうな。

せっかくの機会だからと、お昼を過ごす時間を見つけ、近況報告しあっているうち、彼女が学生時代に点訳奉仕をしていたのはハンセン病の方のためだったこと、長島愛育園に関わっていたことなど初めて聞いて、涙が出そうになるほどの衝撃を受けました。昔から、そして今も、刺激を与え続けてくれる!憧れ、尊敬している友人です。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。